
World Cheki Snap ~自由の街ベルリンを自転車で旅する~
世界中の素敵な景色や街行く人々をチェキでスナップする「World Cheki Snap」シリーズ。今回は、ドイツ・ベルリンを「“チェキ” instax mini 90(以降、mini90)」と話題の「“チェキスクエア” instax SQUARE SQ 10(以降、SQ10)」を持って旅してみました。
自転車で旅するベルリン
今回訪れたのは、ドイツの首都ベルリン。街のいたるところに歴史ある建物がある一方、近代的な建物も隣接し、レトロとモダンの両方を合わせもった魅力的な街です。World Cheki Snap初のベルリンということで、メジャーな観光地を自転車で巡ってきました。
自転車に乗って移動する人を多く見かけるベルリン。比較的平坦な地形で道路にも自転車レーンが設置されていたり、街中やホテルにもレンタルバイクがあって気軽に借りられたりするなど、自転車フレンドリーな街です。というわけで自転車(写真右)をレンタルして街に繰り出してみました。
まず訪れたのは、ミッテ区の中心部にある壮大なドームが印象的なベルリン大聖堂。入場料を払うと中に入ることもできます。時期によっては教会の中にあるパイプオルガンの演奏を聴けることもあるそうです。
そしてベルリン大聖堂のすぐそばには、旧博物館(Altes Museum)があります。広場の前では多くの人がくつろいでいました。ちなみにこのエリアは博物館島と呼ばれ、5つの博物館・美術館が集まっており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
博物館島から自転車で5分程度のところにそびえ立っているベルリンテレビ塔。ベルリンの象徴的な建物で、中には展望台やレストランもあり、ベルリンの街が一望できます。
そんなテレビ塔をmini90で撮影。左は通常モードで撮影したもの、右は二重露光モードを使って撮影してみました。
テレビ塔からシュプレー川に沿って東に自転車を走らせて、イーストサイドギャラリーへ。ここはベルリンの壁を利用した壁画ギャラリーとなっており、壁にたくさんの絵画が描かれています。1キロ近くの壁に100点以上の作品を見ることができました。
イーストサイドギャラリーからもう少し東にいくと、川沿いにレストランやクラブなどが立ち並ぶエリアがあり、昼間から賑わっていました。
東から西に自転車を走らせ、ミッテ区を横断。ベルリンといえばビールということで、次の撮影ポイントに向かう間にビールをいただき、しばし休憩。この日撮ったチェキを並べてみました。
ベルリンの壁跡を歩く
ベルリンの中心地のミッテ区をまわってきましたが、後半はミッテ区西端に位置する国会議事堂/ブランデンブルク門/ホロコースト記念碑を訪れてみました。
まず訪れた国会議事堂はちょうどベルリンの壁によって、東ドイツと西ドイツが分断されていた場所に位置しています。1987年にはこの建物(当時は、西ベルリンのドイツ帝国国会議事堂)の前でデヴィッド・ボウイのコンサートが開かれました。東ベルリンまで音楽が響き渡り、多くの若者が壁の近くに集まったことが語り継がれています。
Good-bye, David Bowie. You are now among #Heroes. Thank you for helping to bring down the #wall. https://t.co/soaOUWiyVl #RIPDavidBowie
— GermanForeignOffice (@GermanyDiplo) 2016年1月11日
デヴィッド・ボウイが亡くなった際に、ドイツ外務省が追悼ツイートをしたことも話題になりました。
そんな国会議事堂をバックにフォトインフォトを撮影。ベルリンの壁が立っていたところは、今でも石畳が引かれていて、その上をたくさんの人が歩いています。
ベルリンの壁は1961年から1989年まで建てられており、それを表す文字碑が地面に書かれています。この日の撮影に使用したmini90を置いて撮影してみました。
このあたりは観光地なのでカフェやレストランも多く隣接しています。ベルリンのビールをSQ10で撮影。
徐々に日も暮れてきたところで、ベルリン随一の観光地で、ベルリンのシンボルとも言われているブランデンブルク門に到着。高さは26mあり、門の上にある4頭の馬車と勝利の女神ヴィクトリア像が有名です。
ブランデンブルク門にはたくさんの観光客が集まって記念撮影を楽しんでいます。ちょうど馬車に乗って記念撮影していたカップルをチェキで撮影させてもらいました。
再度夜にブランデンブルク門を訪れた際の様子はこちら。ライトアップされ、昼間とは違った景色を楽しめるのも魅力です。
最後に訪れたのは、ブランデンブルク門から自転車で数分南に下ったところにあるホロコースト記念碑。ここはホロコーストで殺害されたユダヤ人犠牲者のための記念碑が立ち並んでいます。
立ち並んでいる記念碑の中にも入ることができます。中は迷路のような景色が広がっていて、多くの観光客や子どもたちがその中を歩き回っていました。最後にSQ10を使ってフォトインフォトを試してみました。
撮影後記
今回は、ドイツの首都ベルリンの中心地ミッテ地区を自転車で巡ってみました。「World Cheki Snap」初のベルリンということでメジャーな観光地を巡ってみましたが、次回訪れる際にはさらに深いベルリン旅をしてみたいと思います。後半で少し使ったSQ10も今後も使用していくので、お楽しみに。
Photographer’s Profile
ai matsuura
独学で写真を学び、国内外で個展・グループ展を重ね、2013 年に石川県からロンドンに活動拠点を移す。ロンドンコレクションのバックステージ、ランウェイの撮影を手がけるほか、国内外のファッションブランド、音楽フェス・コンサートなどを中心にフォトグラファー/アートディレクターとして活動を行っている。また海外フェス情報発信プロジェクト「Festival Junkie」の専属カメラマンも務める。
cheki:instax mini90/instax SQUARE SQ10
location:Berlin,DE
photo by ai matsuura
text by Shotaro Tsuda
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