World Cheki Snap ~World Cheki Snap 南スペインを巡る旅(セビリア・マラガ篇)~
美しい街並みが魅力のピカソの生まれ故郷へ
セビリアから高速電車(AVANT)に乗って2時間20分でマラガに到着。ここマラガは、パブロ・ピカソの故郷であり、ヨーロッパ人がバカンスのために訪れる場所でもあります。夏の期間はバーゲンの時期でもあり、思い思いにショッピングをしたり、裏路地に入り、お昼からスペインのワインとタパスで食事を楽しんでいる様子が印象的でした。
ピカソが生まれ育った町ということで、まずはピカソ美術館へ。約200点ものピカソの作品が収蔵されていました。また、訪れた時期には、ピカソの作品以外にもジャクソン・ポロックの展示もされていました。
マラガもセビリア同様、細い路地があちこちに枝分かれし、まるで迷路のよう。そして、ときおり小道の壁に描かれているグラフィティがまた色あせた建物とマッチし、アートな雰囲気を味わえます。夏らしい木々と通りで見かけたグラフィティを二重露光で遊んでみました。
完成までに200年以上かかったという「マラガ大聖堂」。アンダルシアを代表するルネサンス様式の建築物です。
大聖堂のすぐ側の広場にある噴水は観光客の憩いの場所。子ども連れの家族もここで記念撮影をしていました。路上ミュージシャンが陽気な歌を歌っていて、ゆったりとした空気が流れていました。
少し足を伸ばして、「アルカサバ」という古代ローマの要塞跡へ。8世紀から建てられたアラブの城塞で、城内には時代を感じる色あせた多数のアラビックな門があり、そこをくぐり抜けていくとマラガの街並みと地中海を一望できる場所に出ます。
美しい景色を堪能した後は、地中海で採れた活きのいいシーフードや、他にもたくさんの食材が並ぶアトランザス市場に足を運びました。活気あふれるマラガの台所には、地元の方も買い物に足を運ぶそうです。
スペイン名物の生ハムの量り売りに目を奪われます。多くの観光客も足を止めたり、買い物ついでに市場内の立ち飲みバーで一杯楽しんだりと、スペインらしい雰囲気を満喫できました。
旅の最後には、裏路地にある生ハムやチーズの量り売りの小さなお店「El Almacen Del indiano」で食事。店内にはたくさんのワインや缶詰、生ハムの原木も多数置かれており、地元民がシエスタの時間に集っていました、美味しいワインと生ハムを片手に、スペインらしい陽気な雰囲気を楽しみつつ、隣のグループをチェキでスナップさせてもらいました。
撮影後記
今回の「World Cheki Snap」は、南スペインのセビリアとマラガを旅にチェキを連れていってみました。美しい街並みと温暖な気候、美味しい食事と陽気な人々は、まさにスペインといった感じで、この国の醍醐味を味わうことができました。今後も世界の街並みや人々をチェキで撮影していく予定ですので、観光ガイドでは味わえないチェキならではの景色を味わってください。次回のWCSもお楽しみに!
Photographer’s Profile
独学で写真を学び、国内外で個展・グループ展を重ね、2013 年に石川県からロンドンに活動拠点を移す。ロンドンコレクションのバックステージ、ランウェイの撮影を手がけるほか、国内外のファッションブランド、音楽フェス・コンサートなどを中心にフォトグラファー/アートディレクターとして活動を行っている。また日本初の海外フェス専門情報メディア「Festival Junkie」の専属カメラマンも務める。
location:Southern Spain
photo by ai matsuura
text by Charlotte
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