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真四角チェキの魅力発見!SQ6の撮り方のコツからフィルム写真の楽しみ方をご紹介

miniサイズのチェキフィルムよりも大きな真四角フォーマットのチェキフィルムで撮ることができる「instax SQUAREシリーズ」。1:1のアスペクト比は、写真をアートな雰囲気にしてくれるほか、大きな画面サイズでminiサイズのチェキフィルムよりも広く風景を切り取ることができ、奥行きや広がりのある写真を撮ることができます。真四角フォーマットで撮れるチェキはいくつか種類がありますが、アナログなフィルム写真の魅力を最も楽しむことができるのは“チェキスクエア” instax SQUARE SQ6(以降、SQ6)」。オートモードで簡単にアナログ真四角チェキの魅力を味わうことができるほか、カラーフラッシュ、マクロモード、二重露光など、イマジネーションを発揮できるモードも搭載しています。今回は、SQ6による真四角チェキの魅力を、街角スナップをしながら紐解いていきます!

PROFILE

鈴木文彦

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フィルム写真専門誌『snap!』を創刊したのち、『フィルムカメラの教科書』『中判カメラの教科書』『チェキit!』『オールドレンズの新しい教科書』など、趣味の写真にまつわるムックや書籍を企画/編集/執筆/撮影。現在、『レンズの時間』『FILM CAMERA LIFE』を定期的に刊行中。

夏目志乃を真四角チェキでスナップ!

一緒に街歩きをしたのは女優・モデルとして活躍している夏目志乃さん。チェキは人を写したり、お出かけをしたときの思い出作りに最高のカメラ。実際にブラブラとして撮った真四角フォーマットのチェキを見ながら、特徴と魅力を解説していきます。

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▲左:真四角フォーマットのチェキ/右:miniサイズのチェキ

まずminiサイズのチェキと比較してみましょう。専門用語になってしまいますが、「画角」はほとんど一緒。画角は一緒のままフィルムの面積が大きくなるので、同じ位置から撮ると風景を広く写すことができます。つまり、状況がしっかりと写せるということです。このように、消失点と呼ばれる奥行きを入れると、空間の広さを三次元的に見せることができます。「消失点」は真四角チェキを楽しむ上での重要キーワードです!

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この写真も、まさに真四角フォーマットの画面サイズの大きさが活きた写真。夏目さんが立っている空間をしっかりと見せながらも、シンメトリー的な構図も同時に表現することができました。大人数での記念写真にも使いやすいのがよくわかります。

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真四角チェキでまず試していただきたいのは「日の丸写真」です。よく、被写体をど真ん中にドン!と配置する日の丸写真は避けましょう、と言われますが、真四角フォーマットの場合、とても安定感のある写真になりオススメです。シンプルながら力強さが出るので、まず迷ったらど真ん中に人物を配置してみましょう。

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少し夏目さんをど真ん中からずらして配置してみます。真四角フォーマットのため余白ができ、何か物思いに耽っているようなイメージになりました。「カメラ目線」は記念写真っぽくなりすぎてしまうので、目線を外してもらうのもコツです。

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こんな場所に行きました! というのを伝えるのはサイズが大きい真四角チェキの得意技。またしっかりと描写してくれるので、時にはこのくらい「引き」で撮ってみてもいいかもしれません。

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1:1アスペクト比ならではの構図の面白さ

真四角フォーマットは、シンメトリーや日の丸構図を使うことでアート&デザインの雰囲気を作れること、また消失点を入れることで奥行き感を出すことに長けています。サッと撮ることができる「instax miniシリーズ」とは少し気分を変えて、こう撮ってみよう、と一泊呼吸をおいてから撮影してみてはどうでしょう。構図のことを少しだけ考えて撮ってみると、本格的な写真を撮っている気分にもなりますし、プリントされたチェキは「作品」っぽく見えてくると思います。

真四角フォーマットから考える、フィルム写真の魅力とは?

チェキは手軽ですが、カメラが現像所になっている立派なフィルム写真です。フィルムに露光され、カメラから出てくるときに現像液が行き渡り、化学反応で写真は作られます。だから、描写はやわらかく、光を捉えるのも得意。そんなフィルム写真の良いところを大きな真四角フォーマットのチェキで味わってみましょう。

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何はともあれ、光の捉え方のうつくしさ! フィルム写真ならではです。この写真も右上から日差しが注いでいますが、葉が光に溶け込んでいくかのようなやわらかな描写をしています。デジタルはこのようなハイライトの描写が苦手。ただ、太陽など強い光を画面に入れてしまうと、「欠け」が出てしまうことがあるので注意です。

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原色の発色の嫌みじゃないところに注目してください。チェキのフィルムには、富士フイルムは長年培ったフィルム製造のノウハウが詰まっています。発色の美しさはぜひ味わっていただきたいです。特に原色系を入れると、ハッとする発色が楽しめます。

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ズバリ、美肌に写ります! 肌色の再現性の良さ、そして滑らかに写るフィルムならではの特性、そしてSQ6のレンズの良い意味でのあやふやさがミックスされ、加工いらずの美肌で簡単に撮れます。女性にも男性にもうれしいですね!

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美肌に写るのと同じことが要因で、人工物もどこか「丸く」写るところがフィルムならでは。それはそうですよね。化学反応で不規則な大きさの粒子で表現されているわけですから。カリカリと写らないところが魅力なのです。

アナログ表現の面白さ

フィルムの面積が大きな真四角チェキでは、実は高性能でフィルムならではの特徴が詰まっているチェキフィルムの魅力をより感じることができます。これは蛇足ですが、真四角フォーマットのフィルム開発は、ものすごい労力だったそうです。最も手軽でありながら、最もアナログ感を楽しめる真四角チェキ。このようなものが身近にあることに感謝です。

SQ6を使えば、デジタルからの加工ではない、本物のアナログの世界を気軽に体験できます。ちょっとした散策のお供にSQ6を持って行き、楽しいひと時をフィルムに残していきましょう!

その他【instax SQUARE シリーズ】記事を読む!

その他【HOW TO】記事を読む!

今回使用したチェキ

“チェキスクエア” instax SQUARE SQ 6

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Text&Photo by Fumihiko Suzuki

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