instax™<チェキ>ロゴ
写真家の山口さんがWIDE Evoを構えている写真と山口さんが撮影したチェキプリントが並んでいる写真

「“枠”があるから、自由になれる。」写真家・山口大貴がinstax WIDE Evo™で見つける新しい視点

26歳から本格的に写真を始め、現在はファッション撮影を中心に活躍する写真家の山口大貴さん。常に新しい表現を求め続ける彼にとって、instax™ “チェキ”シリーズは長年愛用してきた大切なツールの一つです。

今回は、ワイドフォーマットのハイブリッドインスタントカメラ「instax WIDE Evo™(以下、WIDE Evo)」を使用して撮影した作例や、WIDE Evoの魅力、写真への想いについてお話をうかがいました。

PROFILE

山口大貴

平成元年生まれ。神奈川県出身。2017年より東京でフリーランスフォトグラファーとして活動開始。ブランドLook、WEBコンテンツ、travel、展示主催などで活躍。

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広がる視界、広がる表現。
WIDE Evoと歩く写真の旅

発売初期からWIDE Evoを使っている山口さん。「昨日登山してきたんです」と語りながらまず手にしたのは、広角で撮影された鮮やかな山岳写真です。

岩に座っている足元と空や山を撮影したチェキプリント

「これはワイドアングル機能を使って撮影しました。他のチェキ™では自分の足を写し込むような手前の部分まで含めた撮影はできませんが、WIDE Evoなら全体のダイナミックさを表現できるんです。重さも軽くて、登山でも問題なく持ち歩けましたよ」

ワイドアングル機能はWIDE Evoならではの機能です。山口さんはこの機能を活用し、他にもinstax™で撮影したとは思えないようなさまざまな構図に挑戦しています。

京都のカフェで店内から窓の外を撮影したチェキプリント

カフェの外観を撮影したチェキプリント

京都のカフェで店内から窓の外を撮影した作品でも、ワイドアングルの利点を活かし、ドラマチックな仕上がりに。

「普通に撮るよりも、ワイドフォーマットだから入れられる要素が多くなります。窓の外の風景を写しながら、窓枠まで写せて、おもしろい構図になりました」

山口さんが撮影したチェキを見ている様子を撮影した写真

さらに、伊豆の細野高原で撮影したタンポポの作品では、地上10センチほどの低い姿勢からの撮影に挑戦したそう。

「かなり低い姿勢で、ワイドアングルモードでタンポポが入るように撮影しました。このダイナミックさは、ワイドフォーマットだからこそ表現できるものだと思います」

一面に咲いているタンポポを撮影したチェキプリント

引きのダイナミックさが際立つワイドアングルモードに対し、寄りで撮影したチェキプリント™にも愛着があると語る山口さん。たとえば、河口湖の湖岸で撮影した氷の模様を捉えた作品。

モノクロのフィルムエフェクトを使って湖の氷の模様を撮影したチェキプリント

「これは湖の氷の部分の模様なんです。モノクロのフィルムエフェクトを使って、露出を2段下げることで、光っている部分だけを写真に残すことができました。アナログのチェキ™だと、こういった追い込みは何枚も撮ってやっとできるような感じですが、WIDE Evoなら露出を視覚化しながら撮影できるのが本当に良かったです」

山口さんがインタビューに答えている様子を撮影した写真

氷の他にも砂浜や岩などをモノクロで撮影し抽象的な表現に仕上げた作品も。

山口さんは「普段から、写真を撮るときには現実感を排除するような構図を取って、見る人の想像を掻き立てるような作品作りを心がけています」と語ります。WIDE Evoの多彩な機能は、山口さんのような幅広い表現を試してみたい方にもぴったりの1台です。

木の上の方を撮影したチェキプリント

水面と周りの木々を撮影したチェキプリント

岩の模様を撮影したチェキプリント

“写真は好奇心を残す手段”。
山口さんが考えるチェキ™ならではの魅力

「写真を撮りたいと思うのは、新鮮なものや初めて見るものに出合った時です」

本格的に写真を始めて以来、常に新しい発見を求め続けてきた山口さんにとって、写真は好奇心とキラキラした気持ちを残すための手段だと言います。そんな彼がチェキ™を使い始めたのは写真にハマって間もない27、28歳の頃。チェキ™ならではの良さを次のように語ります。

WIDE Evoの画面を確認している山口さんを撮影した写真

「枠があることで、抽象的な表現をしても、一つの形としてしっかり完成するところが魅力的です。デジタルカメラでは枠がないため、抽象的な表現をするとSNSやデジタル媒体で見た時にインパクトが薄れてしまいがちですが、チェキ™なら特別感があるように見えます」

山口さんが撮影したチェキプリントがテーブルの上に並んでいる写真

車の行き交う道路を上から撮影したチェキプリント

これまでも複数のチェキ™を使ってきた山口さんの目から見て、WIDE Evoの魅力はどこにあるのでしょうか?

「まず、デザインが洗練されていて、ファッション感覚で持ち歩けるところが好きです。シャッターボタンの位置も他のカメラとは違って新鮮でした。それから、ハイブリッドインスタントカメラなので、アナログのチェキ™では難しい構図調整もかんたんにできるようになりました。従来なら何枚も撮影してやっと実現できた表現を、液晶画面で確認しながら一枚で完成させることができるようになったのもとても便利でした」

WIDE Evoの液晶画面の写真

さらに、WIDE Evo専用アプリの「Discover Feed」用のインスタグラムアカウントも開設し、チェキ™の世界を探求し続けています。

「自分で0から練習して組み合わせを考えていたエフェクトの使い方が、他のユーザーの作品を見て学べるのが良かったです。海外のユーザーの作品も多く、同じカメラを使っている人が世界にたくさんいることを実感できました」

スマホでDiscover Feedを見ている写真

世界中のユーザーの作品を見ることで、さらに創作意欲が刺激されたとも語ります。

撮影したチェキプリント™は、部屋に飾っているという山口さん。お気に入りのものを月に一度入れ替えながら部屋に飾り、美術展のポストカードなどと混ぜて自分だけのクリエイティブゾーンを作っているそう。

「データで持っているよりも、かたちとして残るので、眺めているだけでも楽しいです。デジタルの良さももちろんありますが、プリントにすることで、より大事にしたいなって思うようになりますね。誰かに渡すのも好きです」

高原でウェディングフォトを撮影したチェキプリント

木の間から光が差し込んでいる様子を撮影したチェキプリント

最後に、今後、山口さんがWIDE Evoで試してみたいことについて聞くとこんな答えが返ってきました。

「まだ使えていない機能がたくさんあるので、それらを使った作品作りをしたいです。また、連続したものをプリントして、アート性の高い作品作りにも挑戦したいですね。フォーマットが大きいので、展示などにも使ってみたいです」

山口さんがチェキプリントを出力している写真

山口さんの作品からは、WIDE Evoによって引き出される新たな表現の可能性を感じられます。フィルムエフェクトやレンズエフェクト、ワイドアングルモード、度合い調整機能などは表情豊かな作品作りに活きるはず。じっくりと作品作りに取り組んでみたいという写真好きなあなたは、ぜひEvoシリーズ特設サイトをぜひチェックしてみてください。

WIDE Evo本体と撮影したチェキプリントが並んで置かれている写真

instax、チェキ、チェキプリント、instax WIDE Evoは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。

※ チェキプリント™はイメージです。

photo by 高見 知香
text by 白鳥 菜都