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mini LiPlay+を持っている商品企画担当の髙橋みゆきさんの写真

“音”まで撮れるチェキ™。セルフィーも楽しめる「instax mini LiPlay+™」に詰まったこだわり

2025年11月7日(金) に発売された「instax mini LiPlay+(以下、「mini LiPlay+」)」。2019年に登場した“音”まで撮れるハイブリッドインスタントカメラ 「instax mini LiPlay™(以下、「mini LiPlay」)」の上位モデルとして登場した製品です。

instax™ シリーズ初となるセルフィーカメラや、撮影した画像に音声やBGMをプラスして残せる機能「instax Sound Album™」など、新しい要素が盛りだくさん。今回は、商品企画を担当した髙橋みゆきさんに、企画の背景や製品化までの裏話、開発に込めた想いについて詳しくお話を伺いました。

2つの新機能で身近な人との思い出を残す

──mini LiPlay+開発の経緯や、コンセプトを教えてください。

mini LiPlay+は、2019年に発売を開始したmini LiPlayの上位モデルです。もともとは、全く違う機種の開発を検討していたのですが、ユーザー調査の結果を見て「これまでのinstax™製品ではまだ届いていないユーザー層があるのではないか」と気づいたんです。それで、今回はより「大人の女性」に使ってもらえるような製品を目指してmini LiPlay+をつくることになりました。

インタビューに答える髙橋さんの写真

これまでのinstax™製品は、わいわいとみんなで盛り上がるのが好きな若い人たちに使っていただくことが多かったんです。一方で、ライフステージが変化するにつれて、大人数で盛り上がるような場から離れ、だんだんと友だち・家族などとのリアルなつながりを大切にするように価値観がシフトしていく人たちが一定数いることが分かってきました。そういった方々に向けた、身近な人との大切な瞬間をより良いカタチで残せるようなカメラが本製品のコンセプトです。

mini LiPlay+本体の写真

──「身近な人との思い出を残す」という観点で、mini LiPlayとの違いとして特徴的な機能はありますか?

大きな機能としては、「instax Sound Album™」や「セルフィーカメラ」があります。特に、「instax Sound Album™」は一番最初に検討し始めた機能でした。

──「instax Sound Album™」は、どんな機能なのでしょうか?

最大10枚の音付き画像と、それらに合うBGMを組み合わせて動画が作れる機能です。完成した動画はチェキプリント™にQRコードで載せられます。撮影時の会話や、街中の音なども入れられるので、一緒に時間を過ごした友だちや家族などに記念としてプレゼントできたら、より距離が縮まって仲が深まるんじゃないかと考えました。

QRコードを載せた2枚のチェキプリント

▲ 「夫と福島に旅行に行きました」

mini LiPlayでも音チェキ™(instax Sound Print™)の機能が人気だったので、その機能をさらにアップデートしたいとも思っていました。

音チェキ機能の画面

──音チェキ™ も、instax Sound Album™もアプリからも作れるんですよね。

そうなんです。mini LiPlayのときは、カメラでしか音チェキ™ を作れなかったのですが、スマホの画像を選んでアプリ上でメッセージを吹き込んで音チェキ™ を作れるようになりました。もちろん、instax Sound Album™ もアプリ上で作れます。

アプリとの接続は、実は開発にあたって苦労したところでもあります。当初のカメラの仕様では動画をアプリに転送してサーバーにアップロードするまでにすごく時間がかかってしまって。開発担当者と相談しながら、ユーザーの待ち時間を最小限にできるように、いろいろと仕様変更しました。

専用アプリを開いたスマホの画面

でも、苦労した分、本製品の中で一番気に入っているのも「instax Sound Album™」です。何気ない日常の写真でも、最後にinstax Sound Album™にするととても愛おしく見えてくると思うので、ぜひ使ってみていただきたいです。

インタビューに答える髙橋さんの写真

──「セルフィーカメラ」も、instax™史上初ということで、挑戦的な取り組みだったのではないでしょうか?

名前の通り、セルフィー用のカメラなのですが、画角にこだわって何度も検証しました。メインカメラとセルフィーカメラで画角を変えているんですよ!

セルフィーを撮影している様子

具体的には、セルフィーカメラには23.5mmとあえて少し広角のレンズを採用し、4人くらいが写るようにしました。メインカメラでは頑張って3人くらいなのですが、友だちや家族と撮ることを想定し、余裕を持って風景も一緒に写せるようにしています。メインカメラとセルフィーカメラで若干写りが違うので、両方試していただくとそれぞれの良さがあっておもしろいと思います。

──セルフィーカメラとメインカメラの画像を重ねられる「Layered Photo Mode」もおもしろい機能だと思いました。

せっかくレンズが2つあるので、何かおもしろい体験を作りたいと考えて取り入れた機能です。大人の女性が使うことを想定して、セルフィーカメラとメインカメラのシャッターが同時に切られるのではなく、ちゃんと画角を決めて画作りをできるように、自分のタイミングで合わせられる仕様にしています。

セルフィーカメラとメインカメラの画像を重ねた2枚のチェキプリント

▲ 「仲の良い同僚と記念に」

ユーザーヒアリングでは、スタジアムなどで使うと面白そうといった意見がありました。イベントの空気感も伝わりますし、ドーム状の場所で撮ると背景としても面白くなるのではと思います。

大人の女性が持ち歩きたくなるエレガントなデザイン

──大人の女性に向けてとのことでしたが、デザイン面ではどんなこだわりがありますか?

キラっとしたレンズリングやシャッターボタン、シボ加工の入ったボディのテクスチャーなど、上質感を感じられるデザインにこだわりました。特にボディの素材はデザイナーがこだわって選んでくれたのですが、製品化にあたってきれいに再現するのが難しく、何度も開発チームと調整を重ねました。おかげで、一体感のある仕上がりになったと思います。

3つ並んだモックの写真

▲ 試作を重ねた、ボディサイズを確認するモック

それから、ボディの大きさや厚みについても検討を重ねました。小さなカバンでも入るように、厚みや凹凸感を減らし、スッと出し入れできるようなものにしています。最初は難しいと言われたところだったのですが、ここはどうしてもこだわりたかったので、なんとか実現してもらいました。

──カラー展開も、mini LiPlayのポップで明るい色味から一転して、mini LiPlay+は大人っぽい上品なカラーですね。

カラーは「SAND BEIGE(サンドベージュ)」と「MIDNIGHT BLUE(ミッドナイトブルー)」の2色展開です。「SAND BEIGE」はすぐに決まったのですが、「MIDNIGHT BLUE」はチームでも意見が別れた部分でした。というのもチーム内には男性が多く、当初案としてあった黒推しの意見がほとんどだったんです。ただ、私から見ると、黒だと少し強すぎる印象がありました。「女性が持つならネイビーのような色味の方が良いのでは……?」と思い、女性陣にアンケートを取ったところ、満場一致でネイビーになりました。黒は定番として選ばれやすいカラーではありますが、今回はこの2色にすることになりました。

2色のmini LiPlay+本体の写真

▲ 左:「SAND BEIGE(サンドベージュ)」 / 右:「MIDNIGHT BLUE(ミッドナイトブルー)」

──確かに、素材感も相まって「MIDNIGHT BLUE」だと程よい柔らかさを感じます。ボディの色に合わせた専用ケースもすてきです。

ケースもいくつか案があったのですが、エレガントに見えるものにしようということで、この形になりました。上部のカバーは取り外すことができて、ケースに入れたまま撮影もできるんですよ。完全にカバーを外さなくても撮影できるので持ち歩きにおすすめです。

専用ケースの写真

撮影している笑顔の髙橋さんの写真

──カメラ本体や専用ケースだけでなく、アプリのデザインも製品に合わせて変えられていますよね。

そうなんです。アプリはもともと製品ごとのトップページがなかったのですが、今回はトップページを作りました。mini LiPlay+でプリントした画像はストリーミングで全てアプリに転送されるので、過去にプリントした画像がランダムでアニメーション付きで表示されるトップページにしました。とことん「情緒的」にすることにこだわったので、昔の写真をふと思い返すことができるような仕組みになっています。使えば使うほど楽しめる機能です。

──改めてmini LiPlay+の開発を振り返って楽しかった瞬間や印象的だった出来事はありますか?

ハイブリッドカメラかつ新しい機能もあるので、決めることが多く、苦労しました。特に私は文系出身なので、技術的に初めて知ることも多く、勉強しながらの取り組みになりました。

それでも、サンプルが徐々にできあがってきて、実際に試しに撮ってみたら、「すごくいい!」ってチームのみんなで体感できるようになってきて。「やっぱりこの機能、良かったよね」という機能も盛り込めたので、やってよかったなと思いましたね。

インタビューに答える髙橋さんの写真

──最後に、これからmini LiPlay+を使用される方へメッセージをお願いします。

楽しい撮影体験ができる機能もありますし、楽しく情緒的に思い出を振り返ることもできる機能も搭載したカメラです。見た目としても、本当におしゃれなカメラになったので、ファッションアイテムとしても持ち歩いていただきたいなと思っています!

特に、旅行にはぴったりのカメラなので、ぜひ友だちや家族との旅の思い出をinstax Sound Album™にして、みんなにお揃いの記念品として配ってもらえたらうれしいです。

2色のmini LiPlay+を両手に持っている髙橋さんの写真

身近な人との大切な思い出を、より情緒的に残すことができるmini LiPlay+。持ち歩きたくなるエレガントなデザインと、使えば使うほど楽しめる多彩な機能を備えた新製品です。あなたも、特別な瞬間を音と一緒に残してみませんか?Cheki Pressでは、他にもmini LiPlay+の魅力をお伝えするコンテンツを掲載していく予定です。お楽しみに!


instax、チェキ、チェキプリント、instax mini LiPlay+、instax mini LiPlay、音チェキ、instax Sound Printおよびinstax Sound Albumは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。

※ チェキプリント™はイメージです。

photo by 高見 知香
text by 白鳥 菜都