思わず触れたくなるぷっくりデザインの秘密。進化した「instax mini 13™」が提案する、セルフタイマーで広がるチェキ™の楽しみ方
2026年4月24日より新登場した、「instax mini 13™」(以下、mini 13)。セルフタイマー機能を備え、これまでよりも幅広いポーズや画角で撮影できるようになりました。ぷっくりしたフォルムとパステルカラーのポップなデザインも特徴的です。
今回は、mini 13の商品企画を担当した廣橋さん、プロダクトデザインを担当した藤さんにお話を伺いました。人気シリーズの最新機種を作るにあたって二人が込めた思いとは?
──まず、mini 13はどんな製品でしょうか?
廣橋:mini 13は、エントリーモデルのinstax mini 12™(以下、mini 12)の後継機としてローンチした製品です。mini 12は誰でもかんたん・きれいに撮影できる機種なのですが、その特長を踏襲しつつ、新たな魅力を加えてmini 13を作りました。
mini 12同様に、10代の女性を中心に幅広い方に使っていただきたい1台です。mini 12の登場から約3年が経過しているので、より今のトレンドに即した機能やデザインも盛り込んでいます。

──すでに人気のminiシリーズでの新商品ということで、企画のハードルは高そうですね。
廣橋:そうですね。ご好評いただいているmini 12の後継機ということで、刷新感を出しつつ親しみも感じていただけるようなものを新たに作れるよう、試行錯誤しました。大きく変えすぎることで受け入れられなくなってしまうリスクもあるし、一方で全く新しさを感じられない製品になってしまうのも惜しい。そんなことを考えながら、コンセプトから藤さんと一緒に作り上げました。
──mini 12からの大きな変化として、セルフタイマーが加わりました。どんな経緯でセルフタイマー機能が生まれたのでしょうか。
廣橋:まず、本機種のメインターゲット層となる10代の方々の写真や動画の撮り方を分析してみたんです。すると、みなさんかなり撮り方を工夫していることがわかりました。スマホを床に置いてTikTokを撮ったり、あえてカメラの方を見ずにオフショット風の写真を撮ったり。撮り方の幅が、単純に集合写真とセルフィーの二択だけではなくなってきているんですよね。様々なポーズや画角、撮影距離での自撮りを可能にする機能として、セルフタイマーのアイデアにたどり着きました。

──セルフタイマーは、2秒と10秒の2パターンがありますよね。それぞれ、どんな利用シーンを想定していますか?
藤:2秒は手持ちでのセルフィー撮影での使用を想定しています。友だちと一緒に自撮りをするとき、急にシャッターを切ると心構えができないなんてこともありますよね。そんなときに2秒の余裕があることで、しっかりポージングできます。mini 13はアナログインスタントカメラで撮り直しができないので、失敗なく撮りたいというニーズにも対応した機能です。
10秒は床やテーブルなどにカメラを置いて全身を写したポージングや、空間・ファッション込みでの撮影をする場面で活躍します。カメラを手に持った状態では難しい、幅広いポーズや画角、撮影距離でのセルフィーを楽しんでいただけたらうれしいです。

廣橋:ユーザーヒアリングやリサーチの中でも、セルフタイマーは複数パターンの秒数から選びたいという声があり、2秒と10秒の2パターンを用意しました。セルフタイマーというとカメラを三脚に固定して使うイメージがあるかもしれませんが、スマホでの撮影でも、日常的によく使われていることがわかりました。mini 13では、スマホでセルフィーを撮るのと同じような感覚で楽しんでほしいです。
──同梱のストラップに付属している「カメラ角度調整アクセサリー」も、撮影体験を大きく変えてくれそうです。
廣橋:instax WIDE 400™でも角度調整のアクセサリーが好評だったので、そこから着想を得て、mini 13にも取り入れることにしました。せっかくセルフタイマー機能を付けたので、撮影の幅を広げてくれるアイテムになればと考えて、カメラ角度調整アクセサリーを作りました。
藤:当初は、安定感を重視してもっと大きな板のような形もアクセサリーにする案もありました。でも、見た目が不格好だったので、どうにか避けたいと思って、かなり試行錯誤しました(笑)。

廣橋:安定感も大事だし、見た目も大事にしたい。そして何よりもセルフィーを撮ったときにきれいな画角になるか。藤さんと私で何枚も撮影しながら調整しました。
藤:その都度、分度器で角度を測ったのも良い思い出です。いろいろなパターンを作りましたが、最終的にドアストッパーのような形であれば安定感もあるし、撮影時にもスムーズに使えるのではという結論に至りました。素材も、ゴムのような素材を使って滑り止めになるようにしました。


▲ 左:カメラ角度調整アクセサリーなし / 右:カメラ角度調整アクセサリーあり
──これまでのminiシリーズから、mini 13はよりぷっくりとした特徴的なデザインになりました。どんなデザインコンセプトで作られたのでしょうか。
藤:デザインは「Y2K instax™」をコンセプトにしています。1990年代後半から、2000年代初頭のカルチャーを意識して、当時のポップな未来感をデザインに落とし込みました。たとえば、空気が膨らんだようなフォルムやメタリックな製品ロゴなどでY2K感を再現しています。

──デザイン面でお二人が気に入っている点やとくにこだわった点はありますか?
廣橋:私は電池蓋の部分にある凸文字のロゴが好きです。今までの製品ではあまりなかった要素で、チームみんなでこだわったところです。
藤:最初はもっと大きなロゴを入れることも検討していましたが、やはり主張が強すぎたりチープな感じがしたりするので、今のサイズでちょうど良いバランスに落ち着いたかなと思います。通常、電池蓋には指をかける凸状の部分を作り、開けやすくするのですが、今回はこのロゴが代わりになってくれています。見た目にも生きつつ、実は利便性もあるポイントです。
廣橋:側面の本体全周に回る帯も特徴的です。ぷっくりとしたフォルムのmini 13ですが、この帯があることでスッキリとした印象になっていると思います。
藤:そうですね。本体がコンパクトに見えるように工夫しました。帯に加えて、実は本体を横から見ると上部にいくにつれて厚みが薄くなっているんです。かわいらしさがありつつ、スタイリッシュにも見えるよう、意識しました。

廣橋:あともう1点、セルフタイマーのライトもこだわりました。ただピカピカ光るだけだとおもしろくないですし、一方でごちゃごちゃしてしまうのもよくない。
藤:セルフタイマーレバーの内側を可愛くリング状に光るようにしながら、外でもよく見えるように、開発部門の皆さんにたくさん調整してもらいました。それから、細かいのですがセルフタイマーレバーも、操作のしやすさと見た目のかわいらしさにこだわって位置や形状を検討しました。

──今回、カラーもmini 12から変化していますよね。カラーについてこだわりはありますか?
藤:mini 12と同じ5色でのラインアップなのですが、mini 12よりも青みの強いカラーにしました。数年前はくすみカラーや黄味がかった色が人気だったのですが、リサーチをしていると最近はもう少し未来感のある青っぽい色がトレンドだとわかりました。ユーザーヒアリングでも同じような結果が得られたので、今回の5色が採用されました。
廣橋:色の名前もたくさんの案を出して検討しました。より、実際に目で見たときの印象に近く、名前を聞いただけでも引き込まれるような色名にしました。
藤:カラー名やパッケージまで含めて、世界観が統一されるよう、一つ一つこだわってカタチにしていきました。

──確かに、パッケージも手に取りたくなるデザインです。製品と背景色のコントラストがすてきです。
藤:パッケージのデザインはまた別のデザイナーが担当しているのですが、カメラ本体の雰囲気と合う見た目に仕上げてもらいました。個人的なこだわりポイントは、パッケージ表と裏の本体写真。よく見ると、うっすらと影がついています。実はmini 13のぷっくりとしたデザインはビーチマットをイメージして作ったので、パッケージも水面にビーチマットを浮かべたような表現になっています。実際に水面に模型をかざしてこの影の写真を撮りました。
廣橋:5色並んだときにもかわいいパッケージになっていると思います。ユーザーの方が購入するのは1色かもしれませんが、店舗で並んでいるときの印象も大事に商品開発をしています。

──同時発売された専用のカメラケースやアルバムも本体と合わせて持ちたくなるデザインです。どんなこだわりがありますか?
藤:カメラケースは、mini 12でも好評だった、ケースにカメラを入れたまま撮影できるような形になっています。カメラケースもアルバムも共通で、一番のポイントは素材です。少しギラっとしたツヤ感のある素材を採用しました。カメラ本体の雰囲気と統一したかったので、このような素材にしました。
廣橋:カメラケースの後ろにポケットがついている点は、mini 12からアップデートされています。ぜひ、撮影したチェキプリント™を入れるのに使っていただきたいです。


──最後にmini 13を使用するユーザーの方にメッセージをお願いします。
藤:セルフタイマー機能が備わったことで、いろいろな撮影方法、画角を試せるようになったと思います。アップのセルフィーだけでなくて、セルフタイマーやカメラ角度調整アクセサリーを使えば、引きのセルフィーもできるようになりました。新たな撮影方法を模索しながら、チェキ™ライフを楽しんでいただきたいです。
廣橋:友だちが集まったホームパーティーで撮影したり、外出時に地面にカメラを置いて撮影したり、楽しめるシーンが増えていると思います。これまでスマホで撮影していた場面でも、mini 13で撮っていただけたらうれしいです。

画角やポーズまでこだわって撮りたい。持っているだけでかわいいカメラが良い。そんなユーザーの気持ちに合わせて、mini 13はこだわり抜いて作られました。Cheki Pressでは、他にもmini 13の魅力をお伝えするコンテンツを掲載しています。ぜひ、のぞいてみてください!

※ instax、チェキ、チェキプリント、instax mini 12、instax mini 13およびinstax WIDE 400は、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。
photo by 新家菜々子
text by 白鳥 菜都
今回使用したチェキ
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