「同じ写真は二度と撮れない」。俳優、モデル・鈴木仁がinstax mini 99™で捉える、偶然の美
「そのカメラ、同じものを持ってます!今日もバッグの中に入れてきたんですよ」。
撮影中、フォトグラファーと和やかに会話していたのは、鈴木仁さん。俳優・モデルとして多方面で活躍する一方、写真展を開催するほどのカメラ好きとしても知られています。
そんな鈴木さんが今回使用したのは、2026年7月に新色のシルバーが登場した「instax mini 99™」(以下、mini 99)。「カラーエフェクトコントロール」「ビネットモード」などのさまざまな機能を搭載したアナログインスタントカメラです。北海道旅行に持参したという鈴木さんは、どのような瞬間を切り取ったのでしょうか。
PROFILE
鈴木仁
1999年7月22日、東京都生まれ。メンズノンノ専属モデル。
近年の出演作品はドラマ『君が死刑になる前に』や映画『かくかくしかじか』などがある。
出演する映画『時には懺悔を』が公開中。
「この瞬間にしかないものを収めたい」。多彩なエフェクトで表現する旅情
「普段は現像に時間がかかるフィルムカメラを使っているから、チェキ™は撮ったその場でチェキプリント™にできるところに惹かれますね。両方持ち歩いて、異なる個性を楽しんでいます」
そう語る鈴木さんが今回、mini 99と旅したのは、北海道の十勝。広大な自然をドライブしながら、ドラマチックな風景を切り取りました。
「風の動きのような、この瞬間にしかないものを収めたくなるんですよね。今回の旅で特にシャッターを切りたくなったのは、霧がかかっている場所。もやの真ん中にポツンと物があるような、寂しげな写真がお気に入りです」
豊富な機能を搭載し、細やかな表現ができるmini 99は、カメラ好きである鈴木さんの好奇心を刺激したようです。
「まず気になったのは、『カラーエフェクトコントロール』という機能。カメラ内部のLEDが光ることで、緑がかった『フェーデッドグリーン』や赤みを含んだ『ソフトマゼンタ』など、さまざまな質感に仕上げられるんです」
「友だちとキャンプをしたとき、同じ焚き火を違うモードで撮り比べてみました。『ノーマル』だと、メリハリのあるかっこいい雰囲気に、『ウォームトーン』は炎の温度感が伝わる暖色系の質感になるんです」
ほかにも、湖のある景色を爽やかな『ライトブルー』で撮るなど、さまざまなモードに挑戦。『カラーエフェクトコントロール』以外にも、幅広い機能を試したそうです。
「四隅が暗くなる『ビネット』をよく使いました。シンプルな風景を撮るだけでも、画面が引き締まって、本格的な仕上がりになるんですよ。『カラーエフェクトコントロール』との相性も抜群ですね」
「3段階のフォーカス機能がついているところも魅力です。30cm〜60cmまでの距離をはっきりと撮れる『マクロ撮影』、3m以上離れるときは『遠景モード』など、シーンに応じて選べるんです。切り替えもかんたんで、いわゆるゾーンフォーカスに慣れていない人でも直感的に操作できそうです」
今回使用したmini 99は、メタリックな質感を基調とした新色のシルバー。ファッションアイテムとしての使いやすさも感じたといいます。
「小さめのサイズ感や、親しみやすいクラシックなデザインが、カジュアルな服と相性良さそうだなと感じました。デニムパンツにジャケットを合わせて、そのハズしとして持ち歩いてもいいですね。今日もラフなおしゃれさを表現したかったので、ブラックのつなぎに合わせてみました」
旅情あふれる風景写真を撮影してくれた鈴木さん。今後、mini 99を持ってやってみたいことがあるのだとか。
「次は友だちを撮りたいですね。チェキ™は起動音がほとんどないし、フィルムカメラと違って巻き上げレバーをまわす音もしないから、緊張感を与えにくいんですよ。リラックスして過ごしているような、ここだけの表情を切り取れたらうれしいですね」
写真は共同作業。“撮る側”と“撮られる側”を経て見つけたこと
「今、現役で使っているカメラは6台かな。持っている数でいうと15台ぐらいだと思います。モデルの仕事をしていると、カメラのいろいろな知識を教えてもらえるから、つい欲しくなる。まだまだ興味が尽きないですね(笑)」
カメラに対して並々ならぬ探究心を注ぐ鈴木さん。写真を撮りはじめたきっかけはなんだったのでしょうか?
「2014年にモデル活動を始めたときですね。撮影現場で出会うフォトグラファーが、どのようなことを考えながら、何を求めて僕にカメラを向けているのか気になって。もともと、モデルとして表に出るよりも、写真や雑誌のページなどを共同で製作することに興味があったんです」

一つひとつの工程でこだわりが求められるクリエーションの世界に身を置くからこそ、惹かれたのは、やはり繊細な表現ができるフィルムカメラでした。
「今でこそ減りましたが、駆け出しの頃はフィルムカメラで撮ってもらうことが多くて。そんな中で経験を積んだので、買うならアナログ一択でした。使っていく中で、自分好みの色や質感を表現する奥深さにハマりましたね。それに、同じフォトグラファーが同じ環境で撮影したとしても、同じ写真は二度と再現できないんですよ。そんな“一期一会”の要素もすてきですよね」

写真を撮る中で、モデルとして“撮られる側”としての意識はどのように変わったのでしょうか。
「フォトグラファーの人と“呼吸”を少しずつ合わせられるようになりましたね。相手がシャッターを押すタイミングが、なんとなく分かってくる。それに、どんな構図で撮られているのかもなんとなく想像できるようになりました。より共同作業の感覚が高まった気がします」
「その一方で、フォトグラファーの意図を理解しすぎないことの大事さも学びました。呼吸を合わせすぎず、偶然性にも身を任せるからこそ、魅力的な一枚が生まれることがあるんですよ」
2026年には、鈴木さんが親交の深いモデルや俳優を撮影し、フォトグラファーが鈴木さんを撮影するというユニークなテーマの写真展を開催。“撮る側と撮られる側”、2つの目線を活かすことで、鈴木さんのクリエーションは自由自在に広がっていきそうです。
「チェキプリント™を活用した展示のアイデアも考えてみました。数百枚をテーブルに並べて、お客さんに好きなものを壁に飾ってもらうようなイメージ。『こんな写真を好きな人が訪れたんだな』などが伝わってきたらおもしろいですよね。チェキプリント™はそんなお客さんとのコミュニケーションツールにもなると思うんです」

※ instax、チェキ、チェキプリント、およびinstax mini 99は、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。
photo by Kana Tarumi
text by 山梨 幸輝
今回使用したチェキ™
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