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世界屈指の人気DJジャイルス・ピーターソンが語る、写真ならではの魅力とは?!

――特にお気に入りのチェキを教えてください。

(実際に撮った写真を見ながら)旅をする時は、人からインスピレーションを受けたいし、自分も彼らをインスパイアできたら嬉しいと思っているんです。これは松浦俊夫さん。彼とは本当に長い付き合いで、音楽はもちろんのこと、素晴らしいレストランやモノを教えてくれます。彼がかかわっているものすべてが好きだし、たくさんのインスピレーションをもらっていますね。私はセンスのいい人が好きで、彼の趣味は本当に素晴らしいんです。これは彼がDommuneでDJをしている写真です。それから、これは<モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン2015>のTシャツ。僕とモントルー・ジャズにはすごく強い繋がりがあります。今、母がモントルーに住んでいるし、僕自身も<モントルー>から初期のジャズの多くを教えてもらいました。だからそのフェスティバルの日本版に関われたことは、自分にとってとても大きな出来事でした。

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(※ジャイルスの東京チェキダイアリーは記事後半にて!)

――納豆の写真を撮ろうと思ったのはなぜだったんですか(笑)?

なぜって、こんなスナックは食べたことがなかったから!!レストランで食べるネバネバした納豆とは全然違って、これは本っ当に美味しかったですね。これまでで最高のスナックでした。私がロンドンに輸入したいです。納豆で億万長者になって帰ってきます(笑)。納豆とウニは好きな食べもののひとつなんです。

――納豆やウニは、日本人の中にも苦手な人々がいるんですが……。

私は大好きです(笑)。いい発見をしましたね。

――増上寺の写真も撮られています。通常はまず外観を撮ることが多いと思いますが、なぜ中の展示物を撮ろうと思ったのでしょう?

この絵には、とても深いアート性を感じたんですよ。旅先で有名な観光地に行くと、分かりやすいものや心地いいものが多いけれど、これはかなり挑戦的な展示です。これは自分にとって思い出として残したい重要な瞬間だと思って、カメラを手に取ってみたんです。

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――旅先で写真を撮ることについては、どんな魅力を感じたでしょうか。

チェキに関して言うと、私にとっては大好きなレコードでDJプレイをするのと近いものを感じます。今はUSBに入れたデータでDJをすることもありますが、そうすると音源をなくしてしまうこともあって、同じくデジタルで撮った写真も簡単に失われてしまうことがありますね。でもチェキで撮った写真はモノとして残る。そこに、まるでレコードでDJをしているような感覚を感じるんです。だから私はチェキが気に入りました。大好きです。今回の滞在中は、パッとひらめいた時に写真を撮っていきました。松浦俊夫さんに会った時も、「この瞬間を残したい」と思って2枚撮って、1枚は松浦さんにプレゼントしたんです。

――これまでの人生の中で、ジャイルスさんの思い出に残っている写真はありますか?

そうですね……。今考えてみると、撮った写真よりも、撮れなかった写真が浮かんできます(笑)。たとえば自分が10代の頃にやっていた、海賊ラジオの写真。自宅の庭にあったスタジオの風景が何も残っていないので、とても残念に思っているんです。「あの時撮っておけばよかったな」「カメラを持っていればよかったな」と思いますね。やはり、写真の魅力とは「瞬間を切り取る」「瞬間を残す」ということですよね。

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――逆に、ジャイルスさんが写真を撮りに行ってみたい場所はありますか。

アルゼンチンやエチオピアの山の頂上に行ってみたいですね。エチオピアは素晴らしい国で、悲しみを抱えた歴史を背負っている美しい土地でもあります。私はその雰囲気に惹かれるんですよ。音楽文化も素晴らしいですしね。アルゼンチンもまだ訪れたことがないので、現地の音楽やカルチャーに触れてみたい。なぜ山の頂上に行きたいかというと、空気がとても澄んでいるからなんです。あとは……北極にも行ってみたいです(笑)。

――ジャイルスさんは、写真にどんな魅力を感じていますか。

さっき話をしたように、無料MP3で音楽をダウンロードしたまま忘れたり、音源をなくしたり、ということが写真においても起こっていますよね。自分には、そうやって音楽が忘れられていく姿と、写真の姿が重なって見える部分があります。だけども、フィルム写真の人気は絶対に戻ってくると思いますよ。なぜなら、人々は今テレビよりもラジオを選んでいて、それはTVが情報過多だから。写真にはもっと感情や思い出が詰まっていますよね。たとえば、家族写真や学校の集合写真は、多くの人にとって大切な思い出を残してくれるものです。今はみんなが携帯電話で写真を撮る時代になって、写真の大切さが忘れられているような気もするけれど、そんな時代だからこそフィジカルな写真が残っていく大切さというのは、これからより重要になっていくんじゃないかと思っています。

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今回使用したチェキ

“チェキ” instax mini 90 ネオクラシック

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