
SNS発バンドとして話題のMINT mate boxと一緒にチェキさんぽ。代官山から中目黒を散策
ゲストを迎え、チェキとともに“ゆかりの街”を歩く連載シリーズ「チェキさんぽ」。第21弾目となる今回は、3人組ポップバンドMINT mate boxが登場です。MINT mate boxは、ファッションデザイナーとしても活躍するやすだちひろ(B)を中心に、mahocato(Vo /G)、KJ(G)が集まった3人組バンド。タワーレコードの〈Here, play pop!〉より17年4月に1st EP『present』をリリースすると、ポップでカラフルな音楽性で早くも人気を集めています。彼女たちのお気に入りの場所は、mahocatoさんがプライベートでよく訪れる代官山~中目黒。年末年始とあって17年の思い出も訊きながら、この街をチェキ片手におさんぽします。
代官山~中目黒はおしゃれな街並みがかわいい、“ちょっと大人の街”。
mahocato「私はふだんカフェめぐりをすることが多いのですが、東横線沿いはたくさんカフェがあるし、テイクアウトしたコーヒーを持ちながら歩くのに一番いい場所だと思っているんです。特に代官山や中目黒はおしゃれな建物が多くて、道路もよく見てみると、黒いアスファルトだけではなく茶色いものがあったりもして。私が写真を撮りたいものが集まっている地域ですね。初めて来たときも、街並みがすごくかわいかったのを覚えています。」
やすだちひろ「私の場合はふだんからよく来るわけではなくて、たとえるなら“ちょっと背伸びして来るような場所”。大人な街というイメージですね。」
KJ「僕もまったく一緒で、ふだんあまり来る場所ではないんですよ。いつもは下北沢や渋谷のような、もっとごちゃごちゃとした街に行くことが多いので。初めて来たときは、おしゃれでどこも入りづらくて、ただ街並みを見て帰った思い出があります。」
MINT mate boxのチェキさんぽ
西郷山公園
やすだちひろ「私のほぼファーストショット。ゴミ箱に書かれていた落書きを見つけて、寄りで撮ったらよさそうだなと思って撮ってみました。文字が英語だとおしゃれに見えますね。」
mahocato「紅葉がきれいだったので、紅葉と一緒に撮った写真。」
mahocato「ちょうどKJがいい色の服を着ていたので、その色と紅葉の色を合わせてみました。」
KJ「僕はこんな写真を撮ることを見越して、この服を着てきたんですよ。」
mahocato「嘘つけ(笑)!これはKJに“こんな風に撮って”と伝えて撮ってもらった写真。周りの風景が分かるようにしたかったので、全体が入るよう抜け感を作ってみました。ただ座っているのはもったいないので、ポージングも意識した写真ですね。」
やすだちひろ「mahocatoは写真がうまいんですよ。私も参考にすることがけっこうあります。」
KJ「これもmahoのディレクションで撮った写真。僕としては、フレームの色と花の色がうまく合うように撮ってみました。」
やすだちひろ「この写真超かわいい!ふだんメンバーでいるときは、mahoがKJくんにディレクションをして写真を撮ることが多いので、KJくんも写真を撮り慣れているんです。」
やすだちひろ「これは芝生広場にある遊具に乗ってメンバー3人で撮った写真!楽しくてポップな感じが出ているところがすごく好きです。」
mahocato「ワンちゃんが入っているのもいいですよね。私はワンちゃんを飼っているので、ふだんからさんぽがてらに公園に来ることが多いです。西郷山公園は景色がとてもきれいでした。」
チェキはそれぞれが1点モノ。この顔、この表情は世界で1枚しかない。
mahocato「チェキはデジタルと違って、撮ってみないと分からないワクワク感が楽しいです。それに、写真が浮き出てくるのも楽しい。いい写真が撮れたかも?と待つ時間が楽しいですね。」
やすだちひろ「今回はフレームの色がたくさんあったのも嬉しかったです。黒もレインボーも初めて撮ったけど楽しかった。モノクロの写真も、ふだんとは違う雰囲気が出せてよかったです。」
mahocato「チェキはそれぞれが1点モノで、この顔、この表情は世界で1枚しかないんですよね。余白にメッセージを書いて渡すと喜ばれるので、よくファンの子たちにも渡しています。」
オニバスコーヒー 中目黒店
mahocato「オニバスコーヒーはすごく好きで、系列店にもよく行きます。この写真は、カップだけではなく手も映して、写真に温かさを出してみました。あと、テーブルなどの線を水平にして撮ることも意識しました。」
やすだちひろ「ここは初めて来ましたけど、落ち着いて外で飲めるのがいいですね。建物もかわいいし、窓のガラスに書いてある文字もかわいい。ダブルのカフェラテがおいしかったです。」
KJ「カフェの写真をたくさん撮ったつもりが、見返してみたらこれしかなかった(笑)。これはもともと考えていたものと違う風に撮れた写真です。実際に撮ってみたら、思ったより上の方にスペースが空いてしまったので。」
mahocato「でも、この写真、すごくいいよね。」
KJ「それはやっぱり、チェキならではの楽しさかもしれないですね。」
mahocato「自分たちが撮った写真を見返して見ると、やっぱり3人が一緒に写っている写真が一番好きなんですよ。」
MINT mate boxにとっての2017年は、バンドが“本当のチーム”になれた年。
やすだちひろ「今年は音源を出せたことが本当に嬉しかったです。でも、一番印象的に残っているのは、メンバーやスタッフさんと人間関係を積み重ねられたことですね。」
mahocato「ちーちゃんは最初、全部自分でやってしまうようなタイプだったよね(笑)。」
やすだちひろ「今年はいろんな人に手伝ってもらうことが増えたり、深くかかわる仲間ができて、誰かとなにかを一緒にする楽しさを初めて知ったんだと思います。」
KJ「僕もこの1年で本当に変わりました。今はライブでお客さんと対話することで、自分たちがどういう存在かも分かってきたので、来年は勢いをつけてやっていきたいと思います。」
やすだちひろ「来年はMINT mate boxってこうだなということを形にできる年にしたいです。SNSとリアルを繋ぐ存在になれたら嬉しいです。」
mahocato「人それぞれいろんな悩みがあると思いますけど、私たちの音楽を聴いて“それも楽しいじゃん”“こうでもいいんだ”と思ってもらえるような音楽を作っていきたいです。自分自身、昔聴いていた曲を久しぶりに聴くとあのころの自分、頑張れてたなといろんなことを思い出すので、MINT mate boxの音楽も、誰かにとっての記憶を呼び戻す存在になれたらうれしいですね。」
Why Juice?(ホワイジュース)
やすだちひろ「やっぱり、3人一緒の写真がすごくいいなと思いました(笑)。りんごもかわいい!」
やすだちひろ「ジュースを頼んでいるとき。2人とも一緒の方向を見ているのがいいし、ジュースの色もよかったので入れました。頼んだのはニンジンセロリジンジャーオレンジです。」
KJ「これはジュースが出来たところ。」
mahocato「おいしいし、健康的でいいですよね。私は家にミキサーもあります。」
KJ「僕はふだんは全然飲まないんですけど、このジュースはすごくおいしかったです。」
mahocato「ちーちゃんはもともとカラフルな雰囲気が似合うので、カラフルな壁の前に立ってもらいました。あと、私は彼女が好きな顔のポジションを理解しているので、それも意識しました。」
mahocato「これも同じことを意識して、ちーちゃんが好きそうなポジションで撮った写真です。」
やすだちひろ「本当にありがたい……!」
ふだんはなにげなく歩いている道も、写真を撮りながら歩くと改めていろいろなことに気づく。
mahocato「今日みたいにさんぽをするのは、すごく楽しかったです。」
やすだちひろ「今回のコースはmahoに任せたのであまり行かないところに行けたのも新鮮だったし、なによりみんなで写真を撮りながらワイワイ回れたのが楽しかったです。今日みたいにチェキを撮りながら歩くと、写真を撮るたびに楽しさが増していきますね。私はふだんはインドア派ですが、煮詰まったときに外に出たりすると、ふだん気づかなかったことに気づいたりもして。さんぽは息抜きにもなるし、新しい視点でものごとを見られる機会になるとも思います。」
KJ「ふだんなにげなく歩いている道でも、じっくりと歩いたり、写真を撮りながら歩いたりすると、改めていろいろなことに気づきますよね。僕らはまだ東京に出てきたばかりで、行ったことのない場所がたくさんあるので、これからいろいろなところに出かけてみようと思います。」
INFORMATION
ヤマモトショウpresents「誕生日、おれ2018」
2018年2月19日(月)
OPEN 18:30/START 19:00
ADV ¥2,800/DOOR ¥3,300
新宿LOFT
★MINT mate box関連リンク
公式サイト Twitter
text by Jin Sugiyama
photo by Kohichi Ogasahara