
フォトグラファー・もろんのんがチェキで旅の思い出を残す理由
「旅とご飯と写真」を愛するフォトグラファーのもろんのんさん。“週末トラベルフォトグラファー”として、『Hanako』や『るるぶ』でのコラムを連載するほか、独創的な写真がSNS上で注目を集めています。今回は、一眼レフから「写ルンです」まで幅広く使いこなすもろんのんさんに、ふだんから愛用している「“チェキ” instax SQUARE SQ6(以下、SQ 6)」、「“チェキ” instax SQUARE SQ 10(以下、SQ10)」、「“チェキ” instax mini LiPlay(以下、LiPlay)」をお持ちいただき、写真を撮るコツやチェキと旅する理由についてお伺いしました。
INTERVIEW:もろんのん
--フォトグラファーとして活動されているもろんのんさんですが、写真を撮り始めたキッカケは?
カメラ歴は7、8年なんですけど、カメラに興味を持ったキッカケは、予備校時代に知ったInstagramでした。その頃のInstagramって今と違って、本格的に写真を趣味にしている人が使うアプリだったんです。私もフィルターをかけて遊んだりしていたんですけど、そのうち一眼レフにしか出せないような質感の写真を撮ってみたいなと思うようになって、コンパクトミラーレスを購入してから、写真をたくさん撮るようになりました。
--フィルムカメラから一眼レフまでいろんなカメラを使いこなしていらっしゃいますが、そのなかで感じるチェキの魅力はどんなところでしょう?
やはり撮ってすぐにプリントされるアナログ感に魅力を感じました。スマホやデジタルカメラだとシェアしたり加工したりする楽しみもあります。しかし、どんな風に撮れているのかわからない、じわじわプリントされるワクワク感とかはチェキならではの感覚です。
--本日は愛用しているチェキをお持ちいただきましたが、お持ちいただいたチェキのどんなところが魅力か教えてください。
屋内で写真を撮るときに活躍してくれるのが、明るさを調整できるSQ10。モニターを見ながら撮れるので、失敗がなく便利ですよね。フィルターをかけて遊べるし、撮った中から選んでプリントできるので、作品撮りとかに向いていると思っています。
▲SQ10で撮影
▲SQ10で撮影
新時代チェキと言われている、LiPlayは音声も記録できるのがすごいですし、遠隔で撮影もできるんです。手元のスマホで写りを確認しながらパシャパシャ撮れるのは、女子にはうれしいかも。それと、フィルムのチェキはファインダーで覗く範囲と実際に写る範囲に視差があるんですけど、デジタルはそれがないので、しっかり見せたいものを撮るときにズレないっていうのは、すごくいいポイントです。
▲LiPlayで撮影
▲LiPlayで撮影
▲LiPlayで撮影
--もろんのんさんはふだん、チェキでどんなものを撮ることが多いですか?
シーンにもよりますが、日常をスマホで撮るみたいなテンションで人を撮ったりすることが多いです。一枚絵はもちろんだけど、何枚か組み合わせて並べたときに面白さを感じられるのがチェキならではだと思っていて。なので、並べたときの色味とかを意識して撮ることは多いです。それと、お付き合いをしている彼がSQ6を持っているので、それぞれのチェキだったり、1台のチェキを共有したりして、でお互いを撮り合ったりしています。
▲金沢旅行でのチェキ。SQ6「接写モード」で撮影
▲金沢旅行でのチェキ。SQ6「二重露光」で撮影
▲S金沢旅行でのチェキ。Q6「二重露光」で撮影
▲金沢旅行でのチェキ。SQ6「二重露光」で撮影
--カップルならではの距離感で撮るチェキもすてきですよね。旅先に持っていくカメラは、どのように選んでいますか?
旅先だとSQ6を持っていくことが多いです。チェキに限らずなんですけど、写真に集中したいときと、旅に集中したいときで使うカメラを分けていて。たとえば仕事だったらもちろんデジタルで撮るんですけど、プライベートでどこかへ行くときはフィルムカメラを使っています。何枚でも撮れるデジタルと違って、SQ6やフィルムカメラだとシャッターを切る瞬間以外は、目の前にあるおいしいものや景色を楽しんだり、旅に集中できる気がするんです。もちろんたくさん撮りたいっていう気持ちはあるんですけど、デジタルのカメラは似たり寄ったりの写真から一枚を選ぶのが大変なので、フィルムカメラを使って、撮れたらラッキーだし撮れなかったらそれも思い出っていう楽しみ方をしています。
--旅先などで“映える”写真を撮るためのポイントは?
ちゃんときれいに写真を撮るというところで大事なのが光量。特にSQ6だと暗いところで撮れば写真も素直に暗くなってしまうので、フラッシュを焚くのが必要ですね。フラッシュって真っ暗なところで使うイメージですけど、たとえば、こちらの写真は夕暮れどきに撮った写真で右下は1枚撮ってみて顔が全然見えなかったので、左下のようにフラッシュを焚いてみました。シルエットでいいならフラッシュは必要ないんですけど、少しでも暗いなと思ったらフラッシュを活用するのがオススメですね。
▲右下:フラッシュを焚かずに撮影をしたチェキ/左下:フラッシュを焚いて撮影をしたチェキ
面白い写真を撮るということでいうと、たとえば下記の写真の右下。SQ10を使ってあえて光量が足りない状態で髪の毛をふぁさっとなびかせている女の子の後ろ姿を撮ったんですけど、フラッシュを焚かずにあえてブラしてみたら抽象画っぽい感じに撮れました。
▲右下:女の子の後ろ姿を光量が少ない状態で撮影をしたチェキ
--これからチェキでどんなものを撮ってみたいですか?
連載シリーズの「World Cheki Snap」を拝見して、フォト・イン・フォトがすごく面白そうだったので、自分でもやってみたいなって思いました。10月にバンコクとプーケットに行くので、チェキでたくさん撮りたいなって思ってます。
ーー最後に、もろんのんさんが感じているチェキの良さを教えてください。
以前、富士フイルムの方が「チェキには視覚と触感がある」と仰っていて、なるほど!と思ったんですけど、このフィルムの厚みと光沢感からチェキならではのユニークさが感じられるのがポイントだと思います。それに加えてLiPlayは聴覚まで撮れますもんね。スマホでカメラロールに溜まった写真を見返すのもいいんですけど、夜ふと卒業アルバムを見返すようにチェキを手にとって見返すっていうのはけっこう楽しくて好きです。さっきも言ったとおり、撮る一瞬に集中するから、撮ったときのことをより覚えているんですよね。チェキって、ただの写真というより自分の中の記憶の一部のような気がしています。
PROFILE
もろんのん/川北啓加(かわきたのりか)
1993年、埼玉県川越市生まれ。明るくポップな世界観を切り取るトラベルフォトグラファー。Instagramで8万超えフォロワー。写真が売買できる「スナップマート」クリエイティブディレクター。SNS活用や写真の楽しさを、全国を巡って企業や生活者に伝える。
今回使用したチェキ
“チェキスクエア” instax SQUARE SQ6

今回使用したチェキ
“チェキスクエア” instax SQUARE SQ20

今回使用したチェキ
“チェキ” instax mini LiPlay

Text by Misaki Nonaka
Photo by Fumihiko Suzuki
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