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編集者・haru.が「形に残るモノ」を作り続ける理由 / “チェキ” instax mini Evo インタビュー

インタビュー

独自の感性とクリエイションで人々の心を揺さぶる表現者の“視線”に迫る連載企画「見せてよ、きみが見てる世界。」がスタート。12月に登場したチェキシリーズの新モデル「“チェキ” instax mini Evo(以降、Evo)」を使ってゲスト自身が撮り下ろしたチェキプリントと共に、感情を伝える方法や、表現に対するこだわりを伺います。

第五弾は編集者のharu.さんが登場。インディペンデントマガジン「HIGH(er) magazine」を手がけるほか、株式会社HUGの取締役として、アーティストのマネジメントや企業のフリーペーパー、ビジュアル制作なども行うharu.さん。様々なクリエイションを行う中で考えていることや、写真との関わりなどを話してもらいました。

PROFILE

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haru./編集者
1995年生まれ。東京藝術大学在学中に、同世代のアーティスト達とインディペンデント雑誌HIGH(er) magazineを編集長として創刊。多様なブランドとのタイアップコンテンツ制作を行ったのち、2019年6月に株式会社HUGを設立。代表取締役としてコンテンツプロデュースとアーティストマネジメントの事業を展開し、新しい価値を届けるというミッションに取り組む。

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「人と繋がることができる」。形に囚われないharu.さんの雑誌論

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haru.さんの代名詞的存在といえば、2015年に創刊した「HIGH(er) magazine」。最大の魅力は、めくるたびにワクワクし、深く考えさせられる独自の企画。そのテーマはファッションや音楽、政治、フェミニズムなど多岐に渡ります。

「今、3年ぶりの最新号を準備していて、やってみたい試みがあるんです。以前、印刷工場を取材したのですが、そこで録音した機械の音を何かしらの形で活用したくて。現場の様子を紙面だけで説明しても、読者に伝わりきらない部分があるじゃないですか。音声が加わることで、新しい読書体験ができるのではないかと考えています」

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既存の雑誌の形式に捉われず、様々な“伝え方”を提案する。そんな自身のスタンスについて、haru.さんは「編集者よりもアーティストに近い存在」と表現します。

「ただ情報を伝えたいわけではなくて、私や誰かの体験を冊子という形にまとめているような感覚なんです。それは例えば、自分の内面を掘り出した“彫刻”のようなイメージ。だからこそ、読者にも単なる雑誌とは異なる感覚で受け取ってもらえたら嬉しいですね」

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企画立案や取材、写真撮影など、制作にまつわる大部分の作業を一人で行っているというharu.さん。その理由を「人と関わるのが苦手だから」と話します。そんなharu.さんがZINEを手掛けることになったきっかけについても伺いました。

「昔からコミュニケーションが苦手でした。そんな中で、高校時代にZINEを作る機会があったんです。内容は、私が作ったTシャツをクラスメイトのみんなに着てもらって、一人ひとりの写真をまとめるというもの。みんなと一緒に何かを作ったのも、それを読んだみんなが喜んでくれたのも初めての体験で。初めて人と繋がれたと思いました。今もZINEを制作しているのは、その時の感覚が忘れられないからです」

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「高校を卒業してから、友達が『久々にあのZINEを読んだよ』と連絡してくれるのも、作ってよかったなと思える瞬間です。そんなタイムカプセルのような役割を果たしてくれるのも紙媒体の魅力。『HIGH(er) magazine』だって、未来の古本市で誰かが見つけて『こんな時代があったんだ』と思ってくれる可能性があるんです。それって考えただけでワクワクしますよね」

「エフェクトと“光”は相性がいい」。haruさんがEvoで切り取る「街」と「海」

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自身や他者の“体験”に重きを置いた雑誌づくりを続けているharu.さん。写真からそのインスピレーションを得る瞬間もあると話します。

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「以前、写真家のニコ・ペレズさんが海で私のことを撮影してくれたことがあるんです。彼はスペインとイギリスで育ったあと、日本に移り住んできた方で。故郷に思いを馳せるたびに海へ足を運ぶらしいんです。写真のテーマは、そんな彼の“記憶”。私はただ撮られていただけなのに、彼の思い出をなぞっているような初めての感覚になりました。記憶と写真の関係や、写真を撮るという行為の意味を肌で感じた瞬間でもありましたね」

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柔らかな物腰と力強い言葉で写真への思い入れを語るharu.さん。13年前に「instax mini 7S」を購入して以来、チェキシリーズのヘビーユーザーだといいます。過去にはチェキで撮った写真をZINEの表紙に使うなど、制作にも活用しているのだとか。

「最新機種のEvoはレンズエフェクトとフィルムエフェクトをかけ合わせることで100種類の表現ができるのが魅力ですね。光が綺麗な場所はエフェクトが映えそうだと思って、渋谷で撮影しました。特に『ミラー』のレンズエフェクトを使うと、見慣れた景色でも万華鏡のような、全く違う印象に仕上がるのが面白いですね」

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Evoでは人物よりも風景を撮ってみたくなったというharu.さん。渋谷のほかに足を運んだ場所は神奈川県の葉山町でした。

「葉山は海岸までバスが出ているので、よく訪れる場所。絵描きをやっている父親のアトリエが海の近くだったからか、海そのものが好きなんです。今回はあまり加工せずにニュートラルな状態で撮ってみました。渋谷の街とは違って、自然はありのままの姿を写したくて。唯一使ったのは『ハーフフレーム』のレンズエフェクト。潮の満ち引きを一つの画面で表現できるんです」

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「そうそう、チェキで撮った写真をZINEの表紙に使った時は、チェキプリントの実物もおまけとして付けていて。その中には海の写真もあったのですが、『何月何日にどこの海で撮りました』というコメントを添えて、友達に送ったんです。そういうちょっとしたサプライズにもチェキはぴったりですよね。受け取った友達が喜んでくれていたら嬉しいな」

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text by 山梨 幸輝
photo by 中村 寛史

今回使用したチェキ

“チェキ” instax mini Evo

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