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あらゆる“可能性”を秘めたニューフェイス登場。写真家・木村和平、草野庸子が登壇した、チェキ新製品「INSTAX mini 99」発表会レポート

2024年4月11日(木)に最新製品「“チェキ” INSTAX mini 99™(以下、mini 99)」が発売されます。 2013年に発売された人気アナログ機種「INSTAX mini90™」の後継モデルとして登場した同新製品は、「光と色で自分らしさを解き放つ」という製品コピーの通り、カメラ内部のLED発光によりフィルムに“直接”照射した色を表現できる、アナログカメラのおもしろさを極限まで追求したチェキカメラ。 発売に先立って行われた新製品発表会に登壇した写真家・木村和平さん、草野庸子さんは、そんな同新製品を使用して何を感じたのか。発表会の様子をお届けします。

アナログの良さが『思い出』に変わる。mini 99が秘めた可能性

あらゆる“可能性”を秘めたニューフェイス登場。写真家・木村和平、草野庸子が登壇した、チェキ新製品「INSTAX mini 99」発表会レポート

青山にある「シングス アオヤマ オーガニック ガーデン(Things Aoyama Organic Garden)」にて行われた本発表会。 ウッド調の温かな印象の会場に入ると、ずらりと並べられた歴代チェキがお出迎え。新製品への期待に胸を高鳴らせながら発表会へ向かいます。

あらゆる“可能性”を秘めたニューフェイス登場。写真家・木村和平、草野庸子が登壇した、チェキ新製品「INSTAX mini 99」発表会レポート

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発表会の幕開けは、富士フイルム株式会社・山元正人取締役のスピーチから。デジタルの急速な発達によって変化した写真のカタチ。 「そんな時代だからこそ、アナログの良さを最大限に引き出せる製品を作りたかった」と、新製品に込められた想いが語られました。

mini 99の最大の特徴は、カメラの内部にLEDを搭載し、さまざまな色の光をチェキフィルムに照射して色表現を変える「カラーエフェクトコントロール」機能をシリーズで初めて搭載している点。 これについて山元取締役は「斬新な試み。『本当の光で撮影したらどうなるんだろう?』というひらめきを、技術者とカタチにしました」と語ります。

そんな驚きが詰まったmini 99について、商品企画担当者により製品説明がされたあと、写真家の木村和平さん、草野庸子さんが登場。 普段からチェキを使用されているというお二人が事前に撮影した作例がステージに投影され、mini 99の機能についてのトークセッションへ。

あらゆる“可能性”を秘めたニューフェイス登場。写真家・木村和平、草野庸子が登壇した、チェキ新製品「INSTAX mini 99」発表会レポート

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▲草野庸子さん撮影

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▲木村和平さん撮影

木村さんは仙台市で撮影を、草野さんは東京都内で撮影したという作例たち。 お互いの作例を見ずに発表会に挑んだというお二人は、お互いに「ランプシェイド」の被写体を撮影していたことに驚いた様子。

mini 99を使用した感想について木村さんは、「一番左の新幹線で撮影したチェキプリントは『マクロ撮影』で撮ったのですが、実物を見るとめちゃくちゃピントがあっているんです。 これは今までのチェキにはなかった点なので驚きました。カラーエフェクトは『ライトブルー(LB)』モードが気に入りました」と、mini 99の試みと、これまでのチェキとの違いを楽しんだよう。

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▲木村和平さん

草野さんは「建物が写っているチェキプリントは夕方撮ったのですが、建物に当たっている光がこんなにしっかり描写されることに驚きました。 それに、『露出補正機能』がなかったら建物自体が飛んじゃっていると思います。カラーエフェクトは『ウォームトーン(WT)』が気に入りました」と、mini 99の機能性の高さを語ります。

また、お二人とも「何度も言うようですが、よくこんなに斬新な企画が通りますよね。『カメラはこうでなくてはいけない』みたいなものを、ある種振り切っていて。 それが素晴らしいと思います(木村さん)」、「うれしいよね。『楽しんでほしい』っていう気持ちがすごく伝わってきます(草野さん)」と、mini 99の挑戦にも共感したよう。

最後に、「失敗が失敗として残ること」がフィルムカメラの良さの一つだと感じているというお二人にmini 99の楽しみ方を伺いました。

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▲草野庸子さん

「自分で選択できることが増えるから、同じ被写体を撮っても同じ写真にならない気がします。 (デジタルの発達で)『写真のイメージ』も10年前と結構違うものになっているけど、アナログの良さを若い人に楽しんでもらえるきっかけになるカメラだと思います(草野さん)」

「これまでのチェキになかった『カラーエフェクトコントロール』など、要素が増えることで失敗も増えるかもしれないけど、思い通りにならないのがやっぱりアナログのいいところ。 それに、時間が経ってから改めて観ると『失敗したものも良いじゃん』って思える、mini 99はそんなカメラだと思います(木村さん)」

4つのLEDで光と色を操る新機能「カラーエフェクトコントロール」

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新発売された「INSTAX mini 99」は、発売以来多様な撮影モードの搭載で支持を得てきた「INSTAX mini 90」をさらに進化させたアナログインスタントカメラ。 レンズダイヤルの回転によって電源や焦点距離を切り替えたり、側面のダイヤルで光や明るさを調整したり、アナログ感を楽しめる操作を追及しています。

新機能である「カラーエフェクトコントロール」を搭載し、側面の「カラーエフェクトダイヤル」の設定値に応じて異なる色の光を撮影時に直接チェキフィルムに照射することで、さまざまな色合いを実現。 撮影環境によってチェキプリントに現れる「カラーエフェクトコントロール」の効果も異なるため、味わい深い多彩な表現を楽しめる、アナログの楽しさを追求したニューフェイスです。

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▲「INSTAX mini 99™」用カメラケース

カメラ本体には手になじむマット感のあるレザー調のテクスチャーを採用し、ハンマートーン塗装や色入れ文字を施した、上位機に相応しい高品位な質感のデザインが特徴。 また、mini 99の本体カラー/質感に合わせたカメラケースとミニフィルム用フォトアルバムの新色・ブラックも新たにラインアップ。 mini 99のプリント表現をさらに際立たせる、クラシックなデザインが撮影体験をさらに特別にします。

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▲INSTAX miniアルバム (ブラック)

著名人の作例展示も。「撮る人、時間、場所によって写り方が変化する」を実感

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mini 99の多種多様な機能を実感してほしいとの想いから、会場内には総勢12名の著名人の作例展示も。 カラーエフェクト「ソフトマゼンタ(SM)」や「ライトリーク(LL)」といった鮮やかな発色を楽しんだ方もいれば、「ライトブルー(LB)」と「濃淡調整」で暗さを出して落ち着いた色合いを表現した方も。

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▲左:荒谷翔大さん / 右:越智康貴さん

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▲左:加藤成順さん / 右:河澄大吉さん

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▲左:君島大空さん / 右:七海さん

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▲左:服部恭平さん / 右:松木育末さん

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▲左:miuさん / 右:木村和平さん

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▲草野庸子さん

「カラーエフェクトコントロール」や「濃淡調整」などの多種多様な機能によって、各々のパーソナリティがそのまま現れたかのようなチェキプリントが撮影できるのがmini 99の魅力です。

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mini 99を実際に触ったり撮ったりできる“タッチ&トライ”の会場では、被写体用の小物も至る所に。 これについて担当者は、「mini 99は特に『撮ってみてどうなるか』というところに楽しさがあるので、本体験会では『実際に撮影してもらう』というのを重視しました。 これまでの発表会はホールで行うことが多かったですが、この会場を選んだのも、『撮影したくなる場所』がたくさんあるからです。小物をあちこちに置いているのも、それが狙いです。

あらゆる“可能性”を秘めたニューフェイス登場。写真家・木村和平、草野庸子が登壇した、チェキ新製品「INSTAX mini 99」発表会レポート

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mini 99は『カラーエフェクト』もデジタル処理ではなくて実際に光を当てているので、その日のお天気や場所、被写体によっても色の出方が変わります。 それをみなさんに実感していただきたくて、11名の方々の個性あふれる作例も展示しました」と、こだわりを教えてくれました。

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「アナログの良さ」を知るきっかけにも、「写真に残すことの尊さ」を実感するきっかけにも、「カメラの楽しさ」にハマるきっかけにも。 あらゆる“可能性”を秘めたmini 99。今後Cheki Pressでもmini 99の魅力を深掘りするインタビュー企画をお届けしていく予定です。ぜひお楽しみに。

photo by 橋本 美花
text by 那須 凪瑳