フォトグラファー・小林真梨子的「友達と過ごす時間」の撮り方。【How to use A film-pack? #1】
チェキフィルム1箱=10枚で1つの被写体を撮り下ろす新連載「How to use A film-pack? ── チェキフィルム1箱、どう使う?」がスタート。チェキフィルム1箱のみを使用して、テーマに選んだ被写体をクリエイティブに(?)撮影、チェキプリントする実験的企画です。初回は、フォトグラファーの小林真梨子さんが登場。「友達と過ごす時間」をお題に、スマホで撮影した画像をスマホプリンター「“チェキ” INSTAX SQUARE Link」でプリントしてもらいました。
PROFILE
小林真梨子
大学入学をきっかけに写真を始め、「楽しいこと」を追求しながら写真を撮っている。
現在はフリーランスとして雑誌や広告の撮影、MVのキャスティング、ディレクションなど活動範囲は多岐にわたる。
「友達と過ごす時間」をテーマにチェキプリントした10枚
「みんなでホームパーティーをした時の一枚。プリンター機種は同じ画像を何度でもチェキプリントできるから、その場にいた人たちとシェアできるのも楽しいなって思います」
「個人プロジェクト的に撮り続けているのは『ミラーシリーズ』。街を歩いている時に見つけた”なんだか気になる”ミラーを使用して、背景も込みでセルフィー撮影をします」
「これも気に入っているミラーシリーズの一つ。自分が立っている後ろの背景と、ミラーの向こう側の景色を含めて、面白いと感じる場所で撮影します。あとはファッションが好きなので、その日の自分の服装を記録するためにも、ミラーを使って撮ったりします」
「成田山に行った時、おいしい鰻屋さんに連れて行ってもらった思い出のチェキ」
「その鰻屋さんに行った帰り、成田山新勝寺の境内で見つけた猫。ずっと同じ場所に座っているのがなんだか可愛らしくて撮った画像です」
「友達にもらったリンゴを使って、自分で焼いたアップルパイ」
「夜に散歩をしていたら、その日がちょうど満月で。記念に撮影した画像です。月がちゃんと映えるように、チェキプリントはモノクロにしてみました」
「友達に撮ってもらった一枚。自分の後ろにカモ・恐竜・馬の絵文字を続けてみました(笑)」
「愛犬も大切な相棒。ワンちゃんはチェキカメラで撮影するとぶれちゃったりするので、スマホで撮影した画像をチェキプリンターでプリントできるのは便利です」
「最後は友達と“中華会”したときの一枚。私はチャーハン担当でした(笑)この日のメニューは他にも、春巻きや餃子などなど」
INTERVIEW:小林真梨子「チェキプリントは手に取れる思い出」
── 今回、撮影のテーマに「友達と過ごす時間」を選んだ理由を教えてください
人と撮りあって楽しめるのがチェキの良いところだなと思っているので、「友達と過ごす時間」を選びました。私はチェキプリントをもらうとすごく嬉しいので、自分も人にプレゼントできるように、友達と出かけるときにはよくチェキを持ち歩いています。お土産のようにチェキプリントを相手に渡せると、その一枚もより思い出深くなりますし。
自分のためだけに撮ってプリントするのももちろん楽しいけれど、チェキプリントを渡すことで「ありがとう」という言葉が聞けるのも、コミュニケーションの一つとして心地良いですよね。
── チェキ(SQUARE Link)を使ってみて、新しい発見などはありましたか?
『Text/Sticker』機能がお気に入りです。文字や絵文字をスタンプのように入れられるのが楽しい。簡単な一言でも文字や絵文字があるだけで、チェキプリントの雰囲気も変わるから、ただプリントするよりも可愛さも愛着も増す気がします。撮影した時のテンションとか気持ちをより思い出せるのも良いです。
──普段から撮影をする際に気をつけているポイントやコツはありますか?
撮りたい人やものが一番輝く角度やポイントを探して、見つけた瞬間を撮影しています。写真の中から”声が聞こえてくる”ようなイメージで撮れるといいなと。「友達」でも「食べ物」でもよく観察して、その写真を見た人に被写体の魅力が伝わることをいつも意識していますね。
──次回またテーマを決めて撮影するとしたら、何を撮りたいですか?
今回のテーマと似てしまいますが、次は「家族」を撮りたいです。家族写真って幼い頃のものは沢山残っているけれど、大人になるにつれて家族みんなで撮る機会が減っていくイメージがあって。撮影するタイミングが少ないのももちろん、改めて撮ろうとすると恥ずかしかったりしますよね。でも、やっぱり写真を見返すことで当時のことを思い出せるのって、素敵だなと思うんです。
それもただスマホに撮り溜めておくのではなくて、プリントしたものを手に取ると伝わってくる愛情も違うなって思って。そういった点でチェキは、気軽に撮れるし、飾っても可愛いので、家族の思い出を撮って残すのにぴったりだなって思います。
photo by 小林 真梨子
text by Kazuki Hyodo
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