写真家・ヨシノハナ的「赤ちゃん」の撮り方。【How to use A film-pack? #2】
チェキフィルム1箱=10枚で1つの被写体を撮り下ろす新連載「How to use A film-pack? ── チェキフィルム1箱、どう使う?」がスタート。チェキフィルム1箱のみを使用して、テーマに選んだ被写体をクリエイティブに(?)撮影、チェキプリントする実験的企画です。第二回は、写真家のヨシノハナさんが登場。「赤ちゃん」をお題に、ハイブリッドチェキ「“チェキ” INSTAX mini Evo」で撮影していただきました。
「赤ちゃん」をテーマにチェキプリントした10枚
「撮影を開始したのは昼過ぎだったけれど、まだ眠たかったみたい。この日は私が彼女に会う、初めての日でした」
「自分が写っているとは分かっていなかったけど、Evoにもチェキプリントにも興味シンシンでしたね」
「元々少し風邪気味だったようで、鼻水が垂れちゃった!今回のベストショットです」
「動いているものが気になるみたいで、私がEvoを操作していると一緒に手を伸ばしてきました(笑)」
「赤ちゃんの小さな手や足は小さくて本当に可愛い。ついつい撮影したくなります」
「少しだけ屋外撮影も。梅雨の時期に撮影したので、紫陽花との一枚」
「意外と赤ちゃんの横顔ってあまり見る機会ないなと思い、シャッターを切りました。ムチッとした腕もポイントです」
「撮影中ずっとニコニコしていたのですが、唯一頭を壁にぶつけてしまった時だけ泣いちゃったんです」
「なんでも口に入れたいお年頃。これはよだれ拭きを噛んでいるところですね」
INTERVIEW:ヨシノハナ「大切な時間をそのまま切り取っているような感覚」
── 今回、撮影のテーマに「赤ちゃん」を選んだ理由を教えてください
いとこの子どもが産まれて半年のタイミングで写真を撮って欲しい!と言われていて。ちょうど素晴らしいタイミングでこの企画のお話をいただいたので「赤ちゃん」を撮影してみることにしました。
── チェキ(Evo)を使ってみて、新しい発見などはありましたか?
1つの被写体を撮るにしても、10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルムエフェクトをかけ合わせていろいろな撮り方ができるので飽きないし、楽しいなって思いました。例えば、写り方やの色味が変わるだけでも全然雰囲気が変わりますよね。お気に入りのフィルムエフェクトは『セピア』。他にも『モノクロ』や、レンズエフェクトの『ぼかし』も好きです。あとは、これ一台でスマホで撮影した画像もプリントできる点が、ハイブリッドチェキならではで便利だなって思います。
──普段チェキカメラやフィルムカメラを撮影で使用されることが多いと思いますが、その点でEvoならではの魅力はどのように感じられましたか?
ブラウンの色味やボディデザインがかわいいことはもちろんですが、本体が本当に軽いことにびっくりしました。職業柄、いろいろなカメラを持ち運ぶことが多いですが、Evoならどこへでも持っていけそう。チェキプリントする時のプリントレバーや、フィルムダイヤルが直感的に操作できるので扱いやすくて身近に感じやすいですね。
──読者の方が「赤ちゃん」を撮影する際の気をつけたいコツがあれば教えてください!
怖がらせないようにコミュニケーションをとりながら、なるべく近づいて撮ることがポイントかもしれません。写真を撮られているということを分かっているのかいないのか、曖昧な反応をしてくれるのもかわいいですよね。カメラに気を取られて動いてしまうのを無理に制御せず、自由に表情を見ながらシャッターを切っていくのが良いんだと思います。
ゆっくり時間をかけて、よだれや鼻水もどんどん出してもらって(笑)フリーセッションスタイルの撮影がおすすめですね。このチェキプリントがいつか思い出になるんだろうなと感じながら撮影を進めるのは、大切な時間をそのまま切り取っているような感覚がしてなんだか感動しました。今回撮影した際も大人は従姉妹と私の父、私の3人だったのですが、家族団欒は久しぶりで。次はまた半年後に1歳の記念撮影をしようと話しているので楽しみですね。将来、本人が大きくなった時にも見せてあげたいです。
※チェキフィルムを乳幼児が口に入れないようご注意ください。
photo by ヨシノハナ
text by Kazuki Hyodo
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