
世界で活躍する4人組オンナバンド・CHAIにインタビュー!クリエイティビティにつながる自分らしさって?
現在、instaxオフィシャルサイトおよび公式instagramでグローバル展開中のinstax「give squad」シリーズ。世界中の若きクリエイター達をinstax“チェキ”がサポート、彼らの新しい価値観で創造されるさまざまな発想と表現を紹介しています。
日本からは、世界に向けて「NEOかわいい」を発信している4人組ニュー・エキサイト・オンナバンド・CHAI(チャイ)が参加! その高い楽曲センスとオリジナリティあふれるスタイルで国内外からつねに熱視線が注がれている彼女たち。今回は「give squad」のために「“チェキ” instax mini 11(以降、mini 11)」を使って撮り下ろしてくれたチェキプリントについて振り返るとともに、CHAIのクリエティビティと4人のパーソナリティ、「自分らしさ」について語っていただいたスペシャルインタビューをお届けします!
PROFILE
CHAI(チャイ)

ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組、『NEO – ニュー・エキサイト・オンナバンド』、それがCHAI。
1stアルバム「PINK」が、音楽業界を超え様々な著名人からも絶賛を受ける。2020年には世界で最も成功した架空バンドGorillazの新作アルバムヘ参加し、USの老舗レーベル、SUB POPとの契約するなど、世界的な活躍を加速させる。
彼女たちに触れた君の21世紀衝撃度No.1は間違いなく『NEOかわいい』バンドCHAIだよ!
Interview:CHAI
(L→R:KANA(Vo.&Gt.)/MANA(Vo.&Key.)/ YUNA(Dr.&Cho.)/ YUUKI (Ba.&Cho.)
「なにも考えなくてもかわいく撮れる、それがチェキの楽しいところ!」
CHAIの「give squad」への参加が決まったのは、昨年末のこと。さまざまな場所へmini 11を持ち歩き、150枚を超えるチェキを撮り下ろしてくれました!「撮ったその場で写真がカタチになる」というチェキの楽しみ方はすごく新鮮な体験だったそう!
━━みなさんチェキのある日常を過ごしてみて、いかがでしたか?
MANA「チェキ、めっちゃかわいいよねえ。撮ったらすぐ出てきてくれるのも便利だし楽しい! フィルム写真って現像に出さなきゃ見られないけど、チェキならその場で見られるもんね」
KANA「うん、しかもどのシチュエーションで撮ってもかわいい」
YUNA「そうそう、どんな感じに撮ってもおしゃれになる。操作もカンタンですごく使いやすい! これだったら身近なものをすぐに切り取れるよね。スマホで撮るのとは違った楽しさがあるかも」
YUUKI「ブレててもかわいいもんね。キメてない、スマホじゃわざわざ撮らないようなどうでもいい瞬間ほどかわいい。たとえば、ごはんとかよく撮るじゃん? おしゃれな感じで撮るために明るさとか気にするんだけど、チェキだとそんなこと気にしなくてもモノになる。カタチになった瞬間かわいいよね」
━━今回使用していただいたのは、コンパクト&シンプルな操作で大人気のmini 11。カラーバリエーションも豊富で、自分らしい一台が選べるのも大きな特徴です。
YUUKI「パステルカラーで丸みのあるデザインがかわいいよね。カメラって操作が難しいイメージあるけど、mini11はすごくシンプル! フィルム自体もこんなにバリエーションがあるって知らなかった。レインボーのフィルムは色がグラデーションでかわいいし、次なにが出てくるのかわからないところも楽しかったよね。おしゃれだから撮ったあとは飾りたくなる!」
━━たくさん撮っていただいた中から特にお気に入りの15枚をみなさんに選んでいただきました。それぞれのチェキについてエピソードを聞かせていただけますか?
MANA「これはクリスマスソングの動画の撮影をしたときだね。自分たちで全部やったの。映像のアイデアはいつもYUUKIがくれることが多いよね」
YUUKI「これはポール・マッカートニーのMVを再現するっていうテーマで、割烹着で天使っぽい格好して、合成用のグリーンバックをガムテープで貼って。映像の編集はYUNAがやってくれたよね、全部DIY!」
YUUKI 「これは、『give squad』の動画撮影で渋谷のいろんなところを歩いたときだね。MIYASHITA PARKの屋上でピクニックしたり。YUNAが撮ってくれたこのセルフィー、みんな入ってるし、デコレーションで余計かわいくなっててすごくいい感じ! でもたまに見てると、YUNAは撮るのヘタなときがあるよね(笑)」
YUNA「そう! 初心者すぎて感覚がなかなか掴めなくて、たまに写したいものが見切れてるときもあるんだけど、それはそれで面白いんだよね(笑)。どんなふうに撮れてるかワクワク感がある!」
━━たしかに、チェキの撮影には少しコツが必要な場面もありますよね。
MANA「でも、なにも考えなくてもいいのがチェキの楽しいところだと思う。どんなふうに撮ってもかわいくなるってわかってるから、安心感があるよね」
KANA「これは、新しいアルバム『WINK』のジャケット写真の衣装フィッティングをしたときに撮ったチェキだね。結局これは着てないんだけど(笑)」
YUUKI「秘蔵ショットだね。このYUNAなんて特に秘蔵! ボディスーツで、しかも手袋まで付いてるんだよね」
MANA「花柄ですっごく可愛かったよね、ライブで着たい!そしてこのYUNAの絶妙な顔(笑)」
YUNA「なんか違うかもっていう、リアルが切り取られてるね(笑)」
YUUKI「これは、原宿のBEAMSでライブをしたとき。ゆりやん(レトリィバァ)と一緒に出演して、ゆりやんとのトークもやって。飾り付けがすごくかわいくて、CHAIの自前のピンクに光る電飾と合ってたよね」
MANA「いつもライブで使ってるライト、下から生えてるみたいだから名前はチンアナゴ」
━━このライトもそうですが、CHAIのシンボルカラーといえばピンク。みなさんにとって、ピンクってどんなイメージのある色ですか?
MANA/KANA「カッコいい」
YUNA「うん、カッコいいしかわいい。今日も偶然、会ったらみんなピンクを身につけてたよね」
YUUKI「そう、すごいグルーヴだよね。気分も上がるし、落ち着くし。身につけていることが自然な色だね」
KANA「これは、去年スタジオに入ったときかな。練習のときだね」
YUUKI「ベースがふたりいる(笑)」
━━5月に始まるツアーに向けて、スタジオに入ることも多くなりそうですね。ツアー先でもそうですが、これからチェキを持って行ってみたい場所や撮ってみたいものはありますか?
MANA「動物を撮ってみたい! 生きものがたくさんいるところに行ってみたいな」
KANA「チェキを持って海外にも行ってみたいよね」
YUUKI「そこに暮らしている人とか景色とかをチェキで撮ってみるのも面白そうだね!写真は自分が興味あることとか好きなものを見て感じることが出来るところがいいよね」
「自分のイヤなところもちゃんと見る、それが出来て人に初めて優しくなれる」
━━今回CHAIが参加してくださった「give squad」は、自分の考えや表現を発信(give)し、新しい価値観でクリエイティビティを発揮している表現者たちを紹介していくプロジェクト。この取り組みに共感する部分はありましたか?
YUNA「やっぱり、アーティストはgiveすることが役目というか、そこが楽しくて活動しているっていうのは大きいよね」
YUUKI「しかもそのgiveを受け取って、そこからまた新しいインスピレーションが生まれて、それを受け取った人がまた新しいものを生み出す、そういう循環があるのがすごくいいよね。今回このプロジェクトに参加している他のクリエイターのインタビューを見ても共通点を感じたし、そういうサイクルの中でつながっているのは気持ちがいいなって思いました」
━━みなさんは「NEOかわいい」をテーマに、楽曲やスタイルを通して“自分らしさを愛したい”と思っている人の背中を押してくれるメッセージを発信し続けていますよね。そうしたCHAIのクリエイティブに欠かせないこと、大事にしていることって、どんなことでしょうか?
YUUKI「私はCHAIで音楽やっているけど、絵も描くし最近だと陶芸もやっていて。アウトプットの方法をひとつにしたくないし、なにかをやるときに『自分がやりたいからやる』っていうのはすごく大事にしてる。いろんな人がアドバイスをくれるけど、最後は自分で決める。外に理由を持たない。そうじゃないと誰にも届かないと思うし、自分がやりたいからやるっていうのは“食べたら出る”くらい自然なことだからね」
YUNA「まず、自分がめっちゃモチベーションが上がるっていうことが私にとってはすごく大事。いち個人としても音楽が大好きだし、いろんな音楽を聴いていると『これはどうしたってアガるしかないよね!』っていう言葉では説明出来ないグルーヴがあって。CHAIのドラマーとしてビートを叩くときにもそういう自分の気持ちが突き動かされるような感覚をつねに大事にしてます。CHAIと自分が大好きなグルーヴが合わさったら最高だよね、好きなものと好きなものが合わさったらそれはもう大好きだから!」
MANA「CHAIらしさを大事にしないことと、たくさんの時間と身体が求めることをやってリラックスすること。曲を作るときは、自分の好きなものを全部CHAIのものにする。自分が今好きなものをもとに曲を作るから、絶対CHAIらしいってなんだろうって考えない! みんなが思うCHAIっぽさは、良くも悪くもどうでもいい。新しいものがCHAIだから、古いものはいらない。ファンの期待に応えようとも考えないかな。けど、みんなのことは大切!」
KANA「私もMANAと同じで、自分でやっているのは絶対的に身体をリラックスさせること。それをやらないと曲が作れない。食べるものとか運動とか、身体が求めていることをやって、MANAと一緒に曲を作ってます。身体の調子って、結構そのまま曲に出るから。入れるものが良くないと、いいもの出せないもんね」
━━4人とも共通して、すごく自分の内側と向き合っているし、直感を信じているんだなと感じました。最後に、自分らしさを表現したいと思っている人へ向けて、メッセージをお願いします。
YUUKI「CHAIは4人それぞれが見た目のコンプレックスとかかわいいっていう言葉に悩んでいることに共感したことから始まって『コンプレックスはアートなり』って掲げているけど、最近気付いたのは見た目のコンプレックスは変えようと思えば変えられるんだよね。でも、性格とか価値観とか考え方のクセとかトラウマとかって、結局自分にしか変えられないし、自分が見てあげなくちゃずっとそのまま。自分のイヤなところもちゃんと見る、それが出来て人に初めて優しくなれるし、みんな違うことを認めて愛せるようになるはずだからね」
ありのままの自分を愛するCHAIのクリエイティビティは、大好きなものを大好きと言えるポジティブな力をくれるはず! 世界中にハッピーを振りまく彼女たちの楽曲、「give squad」の公式サイトに掲載されているメッセージと併せてぜひチェックしてくださいね!
INFORMATION
“WINK TOGETHER TOUR”
05/30(日)名古屋 ReNY limited
06/06(日)渋谷 TSUTAYA O-EAST
06/19(土)大阪 umeda TRAD
text by 野中ミサキ(NaNo.works)
photo by 大石隼土