ダンサー・アオイヤマダがmini 40で繋げる “今”と“記録”/Give your take
トレンドの最先端をゆく人物の“ありのまま”を紹介する連載企画「Give your take(ジブン、見せつけてやれ。)」がスタート。今年新たに登場したチェキシリーズ新モデル「“チェキ” instax mini 40(以降、mini 40)」を使って、ゲストの日常をその場でチェキスナップ。撮り下ろしの写真とともに、ライフスタイルから自身の表現についてお伺いします。第四弾は、ダンサーのアオイヤマダさんが登場。
米津玄師、Nulbarichや夏木マリなど、数多くの著名アーティストのMVやダムタイプなどの舞台出演で強烈な存在感を放つダンサー・アオイヤマダさん。ダンスのみならずSNSで発信されるファッションやライフスタイルにも大きな注目を集めています。そんなアオイヤマダさんに自身のクリエイティビティの源やカメラとの関わりを表現者の視点から語っていただきました。
PROFILE
アオイヤマダ
2000年生まれ長野県出身。東京2020オリンピック閉会式『追悼』にてソロパフォーマンス。舞台KAAT『星の王子さま』、ダムタイプ『2020』に出演する他、MVでは米津玄師、Nulbarichや夏木マリなど。モデルとして『フレッド ペリー』のワールドキャンペーン、ラフォーレ原宿の広告ビジュアルなどに起用される。WOWOWドラマ『FM999』に”ミラーボールの女”、ショートフィルム『Somewhre In The Snow』に女優として出演、東京2020日本フェスティバル『わっさい』ではMC、振付を務め、東京2020オリンピック閉会式で追悼の踊りを納めるなど幅広い分野で活動の場を広げている。
photo by ©︎ISOBE AKIKO
おばあちゃんのお下がりとmini 40。大切にしている、引き継ぐ気持ち
今回アオイさんが撮影場所として選んだのは、江東区にある『東京都現代美術館』。アオイさんにとって美術館は、「脳みそがストップしたときに行きたくなる場所」だそう。
「東京都現代美術館にはよく来ていて、私自身も参加させてもらった京都市立芸術大学の学生を中心に結成されたアーティストグループ・ダムタイプの企画展『アクション+リフレクション』とか、芸術家のオラファー・エリアソンさんの展示、アートディレクター・石岡瑛子さんの展覧会にも観に来ました」
「何かを吸収したいという頭になっているとき、ここへ来ると良いインスピレーションに繋がるし、『こういうことを私も次の世代に引き継いでいきたい』という気持ちが勝手に生まれて背中を押される気がします」
▲東京都現代美術館外にあるサインと
▲「踊っているところをチェキで撮ってもらいました。楽しかった!」
「引き継ぐといえば、今日の服はグローブ以外すべて祖母からのお下がり。バッグには、私の好きなごはん屋さんのおばあちゃんが趣味で作っているブローチをつけています。クラシックなmini 40のデザインは自分の普段の格好に馴染むなあって思いました」
自作のカレーノートといっしょに振り返る、私が写真を撮る理由
撮影場所の『東京都現代美術館』からすぐの場所にある『ナンディニ』は、以前から通っているというアオイさんお気に入りの南インドカレー店。高校生のときから書き続けているカレーノートの記念すべき1ページ目を飾る、思い入れの深いお店なのだとか。
「カレーノートの第1ページが『ナンディニ』なんです。最近はちょっと流行ってきたけど、南インドカレーのお店ってそんなにないんですよね。ノートには、営業時間とかお店の場所とかを記録しています。写真はスマホで撮影した画像を紙にプリントしたものを貼り付けているんですけど、こういう記録をつけるときにチェキはすぐプリントされるので便利だなって思います」
左:この日食べたマサラドーサ/右:ドーサ越しのセルフィー
「写真って、時代を切り取る役割をしているなって。最近、芸術家のマン・レイと写真家・篠山紀信さんの写真展を観に行ったんですけど、時代によって写るものがまったく違うなと感じたんです。そうやって先人たちが残してくれたものがあるからこそ、私たちは過去を知ることが出来るんだと思います」
左:「ワクチン接種。そんなに何度もすることじゃないので撮っとこうかなって」/右:「背中です。この背中も今しか撮れないと思って撮ってみました」
「自分が被写体になるときは、なるべく非日常に近づけられるようにと考えています。例えばドレスの撮影なら、ドレスの裾が広がっている方向とは逆に髪がなびいて、だけど装飾は上に伸びている、とか」
「見る人にとって『あれ? おかしいな』と感じるようなことが出来るのも写真の良いところだなって思うので。作品やファッションの撮影では、日常の記録写真とは違う面白さが見せられるように意識しています」
普段の写真撮影にはスマホを使用していたというアオイさん。チェキは家族や友人など身近な人が持っていて、これまでも一緒に撮影を楽しんでいたそう。mini 40は、自信をもって自分の「今」を切り取る楽しさを教えてくれたようです。
「mini 40を手にしてから自分の部屋とかセルフィーとかいろいろ撮影したけれど、チェキを持つと急に『今だ』という気持ちになるから、撮っても撮ってもキリがなくて。ボタンを押すだけで簡単に撮れるし、いつも三日坊主になっちゃう日記もチェキなら楽しく続けられそうですね」
▲「近所のファーマーズマーケットに行くときに撮ったセルフィー」
▲「お友だちのイベントへ遊びに。チェキで初めて人を撮りました」
「チェキは現像されるまでどんな風に撮れているのか分からなかったり、ファインダーを覗いて見えていたものと実際にチェキプリントに切り取られるものが違っていたりするところが魅力だと思います。なるようになれ!というか、今が今だ!みたいな」
「スマホで撮影した画像はどこかで発信するための情報源になってしまう気がするけど、チェキで撮影した写真は本当に自分だけの思い出になるので、チェキは気持ちを大切にしてくれるカメラなんだと思います」
INFO / 取材協力:ナンディニ 清澄白河店
住所 / 東京都江東区三好3-11-8 三好3丁目ビル 1F
TEL / 03-5875-9644
営業時間 / [月~金]11:00~14:30
[土・日・祝]11:00~15:00
17:30~22:30(L.O.22:00)
定休日 / 無休
公式サイト/ http://nandhini.jp
text by 野中ミサキ(NaNo.works)
photo by 中村 寛史
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