『旅する喫茶』のtsunekawaさん×Link WIDEインタビュー。「クリームソーダ」の写真をチェキプリントに
おうちでもお出かけ先でも、つい撮りたくなるものといえば、おいしい食べ物! 今回は、独創的かつ美味しそうなクリームソーダの写真で注目を集めているクリームソーダ職人兼『旅する喫茶』店主のtsunekawaさんに「食べ物を撮る」をテーマにインタビュー。今年10月に発売されたた「“チェキ”instax Link WIDE(以下、Link WIDE)」を使っていただき、食べ物を魅力的に写すためのTIPSとともにチェキプリントの楽しみ方を語っていただきました。
PROFILE
tsunekawa/クリームソーダ職人
服飾ブランドを運営しながら独学でクリームソーダ作りを行うクリームソーダ職人。
株式会社旅する喫茶の代表。レシピ本を2冊出版中。”旅する喫茶”という活動で、日本全国を巡りながら見つけた各地域の紹介と地元食材を使った喫茶巡業活動を行なっている。Twitterのフォロワー数は現在約16万人。2021年3月に旅する喫茶の拠点である常設喫茶を東京高円寺に開店。
まずは、『旅する喫茶』看板メニュー・クリームソーダづくり
『旅する喫茶』の看板メニュー・クリームソーダ。シロップとソーダ水で作り出す幻想的な一杯は、“飲めるアート”と呼んでも過言ではないほどの美しさ。高円寺の店舗では「青空のクリームソーダ」と「夜空のクリームソーダ」に加え、タイミングによっては旅先で開発したメニューをいただけるそう。今回はtsunekawaさんに、晴天のように澄みわたるブルーが印象的な「青空のクリームソーダ」を作っていただきました。
▲ソーダ水で溶かしたシロップをグラスに注ぐ。
▲氷をたっぷり入れる。
▲さらにシロップとソーダ水を注ぐ。
▲アイスを乗せ、さくらんぼを添えれば「青空のクリームソーダ」完成!
いいね!を集めるtsunekawaさんが「食べ物」を撮影するときのコツ
普段、旅先でのクリームソーダ作りをSNSで発信しているtsunekawaさん。美味しさと美しさが伝わる投稿写真は、毎回たくさんの“いいね!”を集めています。ここではスマホで撮影・Link WIDEでチェキプリントしたクリームソーダの写真をお手本に、目を引く写真のポイントや「食べ物」を上手に撮るコツを教えていただきました。
コツ1:メインの食べ物が引き立つ背景を選ぶ
「一番見せたいものを引き立たせるために、空や海、山の緑など、シンプルだけどその場の雰囲気も伝えられる背景を探すようにしています。スマホで撮影するときに便利なのが背景をぼかしてくれるポートレート撮影の機能。被写体をくっきり写し出してくれると同時に、ぼやけた背景からその場のイメージを見る人が自由に補完できる写真になるんじゃないかなと」
コツ2:一枚に写る「色の数」を意識する
「普段の撮影でも、色数を絞ることを意識しています。今回のクリームソーダの写真であれば、3色だけ。全体がカラフルだと自然と視線が強い色に流れてしまうので、今回であればクリームソーダの青とアイスの白、さくらんぼの赤の3色がメイン。このことを頭の片隅に置いておけば、スマホに限らずどんなカメラを使ってもきれいで見やすい写真が撮れると思います」
コツ3:光の効果を味方につける
「撮る食べ物やシチュエーションにもよるのですが、今回撮影したクリームソーダの場合だと、サイドと後ろから当てるのが一番きれいに撮れる光の使い方だと思います。もしこれが背後からの光だけだと、アイスがどうしても影になってしまうのですが、サイドから光を当てることで立体感を出しつつソーダの透明感も伝えられる写真にできると思います」
『旅する喫茶』の店主&クリームソーダ職人のtsunekawaさんにインタビュー
行く先々で出会った素材や文化など、旅と食を通じて地方の魅力を広めている『旅する喫茶』。好きが高じてスタートしたという『旅する喫茶』の取り組みと、それらを発信していく上で欠かすことのできない写真の楽しみ方について、tsunekawaさんにお話を伺いました。
──『旅する喫茶』を始めた経緯と高円寺に実店舗を構えた理由を教えてください。
「もう一人の店主・玉置と高円寺で出会ったことがきっかけでした。僕はクリームソーダを、玉置はカレーを作っていて、二人とも喫茶店と旅が好きという共通点があったので、「好きなことを全部出来ることはないか」と。その答えが『旅する喫茶』でした。そこから最初に出店したのも高円寺。そうした縁もあって、実店舗=拠点を作るのであれば、ゼロから始めた高円寺を玄関口にしたいなという考えがありました。拠点作ることで、新しい土地での新鮮な喜びをより感じられるし、お客様にとってこのお店が「旅」に出る理由になればいいなと思っています」
──これまでに『旅する喫茶』として訪れた場所で撮影した、お気に入りの写真3つとその理由を紹介してください。
★撮影地:沖縄県
▲沖縄の青い海とクリームソーダの色彩が同じ色で記念に撮影。
★撮影地:埼玉県川越市
▲夏の川越の情緒ある町並みを背景に、暮れなずむ空と浴衣、クリームソーダを一枚の写真に納めました。
★撮影地:鹿児島県
▲桜島と、まだ少し寒い日に春を待つような桜色のクリームソーダを合わせた一枚。
★撮影地:神奈川県鎌倉市
▲夕暮の七里ヶ浜で撮影。光がグラスを透過して宝石のようにきらめいているのをただ眺める時間が好きです。
★撮影地:長野県松本市乗鞍
▲夏の乗鞍は萌える緑が美しく、透明なソーダに映る緑が涼しげです。
──今回使用してくださったLink WIDE最大の特長が、ミニサイズのチェキの2倍の大きさでプリントを楽しめること。そういった点では、いかがでしたか?
「僕が旅先でクリームソーダを撮影するときは、風景と一緒に撮る事が多いんです。そういう意味で、空間を広く一緒に写せるワイドフィルムは旅との相性がすごく良いと思いました。時間の流れみたいなのが写真の中で表現出来るのもこのサイズ感だからこそだし、自家製のシロップを作るときに材料も一緒に添えて撮影したりするので、そういったときにすごく使い勝手の良さを感じられると思います」
──改めて、tsunekawaさんが感じたLink WIDEの良さとチェキ(アナログ)ならではの魅力を教えてください。
「チェキシリーズはこれまでいくつか使わせていただいたのですが、Link WIDEのようにスマホで撮影した写真をチェキプリント出来るスマホプリンタータイプは初めてでした。その場でプリントできるというチェキならではのワクワク感はありつつ、スマホの画面を見ながら色や明るさを調整して思い通りの写真がプリント出来るのも安心感がありますね」
「フィルムの“味”みたいな部分もしっかり感じられるので、チェキがプリントされる瞬間は毎回感動します。旅先で撮った写真の位置情報を「地図チェキ」で記録したり「音チェキ」で炭酸が弾ける音を入れてみたり、『旅する喫茶』としてLink WIDEを使ってやってみたいイメージが湧きました」
美味しい記憶を鮮明に思い起こさせてくれそうなチェキプリント。今回ご紹介した撮影のコツを取り入れて、ぜひトライしてみてくださいね!
photo by Nishi Yukimi
interview & text by 野中ミサキ(NaNo.works)
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