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チェキの豆知識~フィルム篇~

チェキ™フィルムの「困った」を解決!思い通りに撮影を楽しむための5つのポイント

日頃チェキ™を使っている中で生まれる疑問、解決せずにそのままにしていませんか?チェキ™フィルムの有効期限や撮影前の保存場所についてなど、なかなかアンサーを見つけにくい疑問こそ、解決できればもっとチェキ™を使った撮影が楽しめるようになるはず。今回はチェキ™を使う人なら覚えておきたい、知って役立つチェキ™フィルムに関する豆知識をご紹介します!

1.撮影直後チェキ™フィルムを振ってもいいの?

出力したばかりのチェキプリント™を「早くどんな写真が撮れたか見たい!」の一心でパタパタ。チェキ™フィルムを振るとそのまま置いておくよりも早く画像が浮かび上がってくるような気がしますよね。でも実は、振ることが”色ムラ“の原因になってしまうんです!

チェキフィルムを手に持っている写真

★解説
撮影直後のチェキ™フィルムは、なるべく画像が浮かび上がってくるまでそっと置いておきましょう。フィルムを振ってしまうと、なかの現像液が偏ってしまい、色ムラができるなどきれいな写真に仕上がらないことがあります。チェキ™本体から出てきた直後は、曲げたり折ったりせず、まっすぐな状態で保つように気を付けて画像が正常に形成されるようにしてくださいね。

また、チェキ™フィルムをきれいに仕上げるのに重要なのは、排出されてから30秒の「温度」。冬の時期や、冷房などで気温が低いときには、すぐにゆったりしたポケットの中などであたためることがおすすめです。

※ストーブの近くなど、極端に熱いところには置かないように注意してください!

チェキフィルムを両手で挟んであたためている写真

2.撮影前のチェキ™フィルム、どこで保存するのが正解?

撮影前のチェキ™フィルムはなるべく良い状態で保存したいですよね。キッチンにあるあの家電を使えばかんたんに適切な環境で保存することが可能ですよ!

チェキフィルムの入った小箱が冷蔵庫に入っている写真

★解説
すぐに使用予定があるチェキ™フィルムは、高温・多湿を避けた涼しく暗い場所に保存するようにしましょう。すぐに使用予定が無い場合は、開封せず、小箱のまま冷蔵庫に入れて保存するのがおすすめ。ちなみに、フィルムには現像液が入っているので、冷凍庫には入れないように注意してくださいね! 箱から取り出したらアルミ包装を開けずにビニール袋に入れ、こちらも密閉した状態で、冷蔵保存してください。

また、冷蔵保存していたチェキ™フィルムを使用する場合は、冷蔵庫から取り出した後必ず常温で12時間以上放置してから開封するようにしましょう。常温になじませず、温度が低いうちに開封するとチェキ™フィルムが結露してしまい、カメラ故障の原因に繋がります。

(参考)
富士フイルムQ&A「未撮影のインスタントフィルムは、どのように保管すればいいですか?」
富士フイルムQ&A「冷蔵保存したインスタントフィルムを使用する時の注意点はありますか?」

3. チェキ™フィルムに有効期限があるって本当?

実はチェキ™フィルムには有効期限があります。一枚一枚、大切に撮影するつもりでなかなか使用しないでいると、いつの間にか有効期限が切れていた! なんてことも。お手元のフィルムはなるべく早いうちに使い切ってしまうのが、きれいな写真を撮るポイントです。

箱に記載されている有効期限を指さしている写真

★解説
どの種類のチェキ™フィルムにも、有効期限があり、箱や内装袋に日付が記載されています(例:2027-04など)。有効期限内であり、適切な状態で保存されていたフィルムはきれいに写真が仕上がりますが、期限内であってもできるだけ早めの使用をおすすめします。出てきた写真全体のカラーが鈍い仕上がりになったり、写真の上側の画像が一部欠けたりするなど、上手くプリントができない場合はフィルムの有効期限が切れている可能性があるので、パッケージの日付を確認してみてくださいね。

(参考)
富士フイルムQ&A「インスタントフィルムに有効期限はありますか?」
富士フイルムQ&A「出てきた写真の上側の画像が一部欠けています。」

4.飛行機に乗る時、チェキ™フィルムは持ち込める?

旅行や帰省など、少し遠出するときこそチェキ™で思い出を残したいですよね。そんなとき気がかりなのが空港での「荷物検査」。旅先でもチェキ™フィルムを良い状態で使用するためには、手荷物として機内に持ち込むのが鉄則です。

チェキフィルムをリュックにしまっている写真

★解説
トランクなどの機内に預け入れる荷物は、安全チェックのために強力なX線装置で検査されます。そのため、うっかりトランクと一緒に預けてしまうとチェキ™フィルムがX線によって感光してしまうんです。旅先の思い出をしっかり残すためにも、フィルムは手荷物として客席へ持ち込みましょう。また、持ち込み手荷物でもX線検査を何回も受けることが予想される場合は、空港ゲートで手検査(ハンドインスペクション)を受けることをおすすめします。

※ハンドインスペクションとは…荷物を係員が直接見たり、触れたりして検査をすること

(参考)
富士フイルムQ&A「飛行機に乗る際、インスタントフィルムをどのように持っていったらよいですか。」

5、チェキプリント™が独特の風合いになる仕組みは?

チェキ™フィルムって、どうしてこんなにかんたん&きれいにプリントされるの?と不思議に思ったことがある人も多いはず。実はフィルムの中には、銀塩写真の現像からプリントができあがるまでのしくみが、ぎゅっと詰め込まれているんです◎

ベーコンエッグとパンケーキを撮影したチェキプリント

★解説
チェキ™カメラで撮影した場合、シャッターを切った時にレンズを通った光は、チェキ™フィルムの裏側から当たり、露光が始まります。わずか数十マイクロメートルの薄さの層が重なり、光の色に応じてそれぞれが反応。重なり合うことで狙った色が表現されるんです。また、フィルムが排出されるタイミングで現像液の袋が破れて液が全体に広がり、現像がスタート! 排出口のローラーが液を均一に伸ばします。ちなみに現像液は黒色で、これは薄いフィルムの中に暗室をつくるため。なんと余った液は白いフレームが吸収しているんですよ◎

プリント後の画像は、約90秒でじわじわと浮かび上がってきます。チェキ™フィルムならではの色味や風合いは、銀塩写真の特徴。水に強く、財布やスマホの裏に入れても長持ちです。

(参考)
FUJIFILM 「instax™の技術【instax™ “チェキ” 】」

チェキ™フィルムの意外と知らない豆知識をご紹介しました。フィルムの扱い方をマスターできれば、より良い状態でチェキプリント™を残せますよ♪ チェキ™ユーザーの方も、これからチェキ™を使う方も、ぜひこの記事を参考に撮影を楽しんでください!

※1 instax、チェキ、チェキプリントは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。

※2 チェキプリント™はイメージです。

photo by 高見知香
text by Kazuki Hyodo