DJ・モデル 矢部ユウナがmini 40を通して見る“ときめき”と“自由”/Give your take
トレンドの最先端をゆく人物の“ありのまま”を紹介する連載企画「Give your take(ジブン、見せつけてやれ。)」がスタート。今年新たに登場した「“チェキ” instax mini 40(以降、mini 40)」を使って、ゲストの日常をその場でスナップ。撮り下ろしの写真とともに、ライフスタイルから自身の表現についてお伺いします。第三弾は、DJ、モデル、YouTuberとして活躍する矢部ユウナさんが登場。
DJ、モデル、YouTuber、古着屋の店員とマルチに活動されている矢部ユウナさん。特にSNSやYouTubeを通して発信される等身大のライフスタイルには、男女問わず人気を集めています。そんな矢部ユウナさんにクリエイティビティの根元やカメラとの関わり、表現者としてのこだわりを伺いました。
PROFILE
矢部ユウナ
静岡県出身。雑誌のオーディションでグランプリを獲得しモデルデビュー。2017年にDJとして活動をはじめ音楽フェスやクラブイベント・パーティーに出演。動画編集なども得意とし、ファッション・音楽を中心に同世代への影響力も高い。
大好きな古着に囲まれる。矢部ユウナの“今”を作った『Thrift Tokyo』
「最近、実家でおばあちゃんのアルバムを見る機会があって、やっぱり写真はデータよりも形で残すべきだって思ったんですよ。だから今回のお仕事は個人的にとってもタイムリーでした!」
そんなエピソードを矢部さんが語ってくれたのは、出会ってすぐのこと。持ち前のポジティブな雰囲気は周りの人まで取り込んで明るくします。この日の集合場所は、矢部さんが働いている古着屋『Thrift Tokyo』。mini 40をイメージしたコーディネートで登場してくれました。それぞれのアイテムについて詳しく聞くと、ショップ店員らしい視点を交えた話も。
「シックな印象のmini 40は、私が好きなメンズライクなコーディネートとも相性がいいですね。特にお気に入りなのは古着のアニマル柄トップス。しっくりきた服は何年も着続けるタイプで、このアイテムもその一つです」
「メンズサイズのパンツも古着ですが、『Y-3』のベルトを合わせているからか、モードブランドで買ったみたいですよね。ブランドの小物を取り入れると、上下が両方とも古着でもそれっぽく見えにくいんですよ」
ほかにも、コレクションしているという眼鏡をたくさん持ってきてくれたり、一目惚れした商品のツナギをその場で試着したりと、自身のYouTubeチャンネルでもおなじみの服好きな一面が伝わってきます。
「古着を本格的に好きになったのは『Thrift Tokyo』で働き始めてから。系列店のスタッフ同士がみんな仲良いこともあって、たくさんの古着好きと繋がれたんです。あと、お店でDJイベントを開催したり、YouTubeで動画を配信していたりと、オーナーが面白い古着の見せ方を常に考えているのも大きいかな。それは今、私が活動をする上での参考にもなっていますね」
あえて言うなら“自由人”。ときめきを突き詰める表現者
「私が古着をテーマにした動画を製作するときは、できるだけ安く手に入れて、かわいく着こなすことにこだわっています。影響を受けているのは、アメリカのAlli VeraやTwinelleのような、同年代のライフスタイル系YouTuber。普段から海外の方の動画を見ることが多いです」
古着屋の店員やYouTuber、DJと幅広いジャンルで活動している矢部さんですが、一貫しているのは、好きなものを敏感に見つけ出す感性と、それを積極的に自分らしさに取り入れる姿勢です。その原動力はなんでしょうか?
「昔からずっと“ときめき”が大好きなんです。例えば古着屋で『この服かわいい!』って思ったり、DJイベントでかかっている曲に感動したりと、自分のテンションが頂点になる瞬間ともいえるかな。『結局、何をやっている人なの?』と聞かれることもありますけど、私は好きなことを見つけてとことん楽しんでいるだけ。目立ちたがり屋な性格だから、それが自然と自己表現になるんだと思います。だからその質問にあえて答えるとすれば、“自由人”ですかね(笑)」
矢部さんにとっての動画や音楽、ファッションはある意味で強力な自己表現の武器。それとはまた異なる、特別な存在が写真なのだといいます。
「この前、おじいちゃんとおばあちゃんがお花の入ったレジ袋を一緒に持っている写真を見て感動したんです。私が撮りたいのは、まさに日常のこんな瞬間だと。そこでしか見ることができなくて、ハッピーな気持ちになれるようなものを見つけた時、シャッターを切りたくなるんです」
「私が最近撮った中でいえば、愛犬のぽんずちゃんが笑っている写真や、近所を散歩していてたまたま見つけたお花屋さんの写真がそうですね。誰かに見てもらうためというより、個人的に記憶に残しておきたいから撮ることが多いかもしれません」
mini 40を手に2人でワクワク。チェキならではのハッピーな待ち時間
「フィルムカメラが好きなんですけど、ちょっとずぼらなところがあるから現像するのをよく忘れてしまうんです(笑)。すぐに写真がプリントされるチェキは、その心配がなくていいですよね」
チェキの魅力をそう語る矢部さん。mini 40を手に入れた際には、“ハッピー”なエピソードもあったそうです。
「はじめてmini 40で撮ったのはダンサーの彼氏との2ショットでした。ずっと準備をしてきた大事なダンスの大会の前日だったので、記念にこの瞬間を収めようと。mini 40は電池とフィルムを入れればすぐに写真を撮れるし、操作にもすぐ慣れましたね。出てきたプリントの色が徐々に濃くなって写真になっていくのはワクワク感があるし、あの瞬間は動画にしてみんなに見てもらいたいくらい盛り上がります。そして何より出来上がった写真を2人で見て語り合えるのがいいんです」
これからもDJの現場や古着の買い付け、旅行など、様々な場所にmini 40を持っていきたいと話す矢部さん。行く先々で撮ってみたい写真についても聞いてみました。
「お花が大好きなんです。生命力があって、部屋に置いておくだけで元気をもらえるじゃないですか。だから、道端やお店で見つけたお花をたくさん撮って、壁に貼っていきたいですね。mini 40で撮ると色が綺麗に写るので、お部屋の雰囲気ももっと明るくなりそう。後から見返して何度も幸せになれるのって、やっぱり写真の魅力ですよね」
text by 山梨 幸輝
photo by 中村 寛史
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