
チェキ×フェス「結いのおと」レポート&主宰者インタビュー。チェキから生まれる“人との繋がり”
2023年4月22日(土)、23日(日)に茨城県結城(ゆうき)市にて、日常を旅する音楽祭「結いのおと」が開催。今年で開催10回目を迎えた同音楽祭とチェキが初めてコラボレーションし、歴史と文化が残る結城市をチェキで切り取るイベント『結いふぉと』を行いました。今回は本イベントのレポートと、「結いのおと」主宰者・野口純一さんへのインタビューをお届けします。
結城の“生活空間”を舞台にしたサーキット型音楽祭「結いのおと」
重要無形文化財の「結城紬(ゆうきつむぎ)」で有名な街、結城市。老舗の商店や寺社仏閣、古い建築物などがいまだに残るここは、街を歩くだけでタイムスリップしたかのような気分になれる、歴史深さと情緒を感じられる唯一無二の場所。THA BLUE HERB、tofubeats、青葉市子、水曜日のカンパネラなど、幅広いジャンルのアーティストたちがパフォーマンスを披露するのは、そんな寺社仏閣、酒蔵、結城紬の産地問屋などを使用した、結城の歴史がかおるライブステージです。フードショップを中心としたマルシェが街中に点在し、フェスに参加するだけで、自然と結城の街を歩き、良さを知ることができます。
「実際に、出店者の方の中には『結いのおと』で結城市の魅力を知り、商店街にお店を出店された方もいるんです」と話す主宰者の野口さんですが、地元の方々に理解してもらうまでには、さまざまな苦労があったといいます。
▲「結いのおと」主宰者・野口純一さん
「僕は結城市の隣街、古河(こが)市出身です。元々東京でアパレルの仕事をしていたんですが、茨城県に戻ってきてからは結城市に移り住んで、商工会議所の職員として働き始めました」
その中に“地域活性化”という業務があり、その取り組みの一つとして始めたのが「結いのおと」だったそう。
「まず初めに、マルシェからスタートしました。それが徐々にライブも実施する内容に変化していって、現在の『結いのおと』になったんですが、正直なところ、初めの頃は地元の方々に『外の人たちが来て、結城市で商売をしているだけじゃないか』と言われてしまったんです。でも僕は、より多くの人たちに“結城の良さ”を伝えるための手段として『結いのおと』をやっている。それを理解してもらうまでには時間がかかりました」
今では街を歩けば、地元の方々から笑顔で声をかけられるまでになった野口さん。街中にステージを作っているのにも、ある思いが込められていました。
「公共空間・生活空間でやることで“結城市という場所で開催している”というイメージと強いインパクトを持って帰ってほしいんです。結城は歴史と文化が色濃く残る北部と、チェーン店などが立ち並び比較的新しい街が広がる南部に分かれているんですが、それを一つのフィールドとして捉えるために、今年は初めて南部にあるコンサートホールを使用する試みも行いました」
そのクリエイティブな視点と地道な努力によって「今では地元の人たちと混ざり合って、良いバランス感でやりたい事を実現できています。それぞれのスキルを活かして作り上げられる『結いのおと』は、まさに“結いの精神”のたまものだと思います」と話す野口さん。今年初の取組みである、チェキとのコラボ『結いふぉと』についても伺いました。
「チェキカメラは撮り直せないからこそ、結城の街をしっかり見つめるきっかけになりますよね。『結いのおと』と、とても相性が良いイベントだと思います。参加者の方々のそれぞれの視点で切り取られることで、結城の良さを再確認できたり、再発見があったりしそうで、運営メンバーと皆さんのチェキプリントを観るのを楽しみにしています」
街を切り撮るフォトイベント『結いふぉと』。思い出とチェキプリントを通して感じた“人との繋がり”
『結いふぉと』は、22日(土)と23日(日)の2日間に渡って開催され、1回に40名ほどが参加。参加者には1人1台「“チェキ” INSTAX mini 12」の貸し出しと、結城市のマップを配布。プロカメラマンからチェキの撮り方のコツを教えてもらうワークショップに参加した後、結城の街を自由に散歩しながら、“心が動いた瞬間”を10枚ずつ撮影。約1時間の撮影時間の後、再集合してそれぞれのチェキプリントに対して感想を贈り合いました。
街の様子を切り取った人。結城の空を切り取った人。地元の方の笑顔を切り取った人……。それぞれの思いが込められたチェキプリントが壁に貼られ、そこには「ほっこりあたたかい気持ちになりました」「神社のいつもと違うシーンですてきです!」など、さまざまな感想が。参加者からは「普段使っているスマホと違って、チェキで撮影するだけでおしゃれになって、特別感がありました」「チェキプリントとしてすぐ手元に残せるので、良い思い出ができました」などの声が寄せられました。
講師を務めたカメラマン・あやなさんは『結いふぉと』の感想を次のように語ります。
「『結いふぉと』を通して、結城の些細な部分まで観ることができて、改めて良い場所だなと思いました。よく『人と出逢うと自分が開ける』といいますけど、実感できる機会って少ないと思うんです。でも、今回チェキで撮影して、チェキプリントに対してメッセージを贈り合ったことで、“人と繋がることの大切さ”を、軽やかに実感できました」
初めてコラボレーションを果たした「結いのおと」とチェキ。そこには、たくさんの人が出会い、繋がり合う“結いの精神”が生まれていました。あなたもぜひ、身近な人とチェキプリントにメッセージを書きあって、デジタルでは味わえない“人との繋がり”を実感してみては?
text by 那須 凪瑳
photo by Nishi Yukimi
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