チェキ™の「困った」を解決!きれいなチェキプリント™を残すために知っておきたい9つのポイント
きれいなチェキプリント™を残すために覚えておきたいポイントの中から、チェキ™ユーザーの小さな“困った”の解決に役立つ9つの項目をご紹介◎ 白飛び、ピンボケ、Bluetoothが接続できないなどのトラブルを防ぐ方法や、チェキ™で思い通りの撮影を楽しむためのコツなど、覚えておきたい機能についてQ&A形式で解説していきます!
目次
チェキ™を120%楽しむために!知っておきたい9つのポイント
1.白飛びの原因と対策方法は?
良い写真が撮れた!と思ったのに白飛びして写真がよく見えない、なんてハプニングは避けたいもの。チェキ™での撮影中、たった2つのポイントを押さえるだけで白飛びを防ぐことができます。
★原因
受光部を塞いでシャッターを押したり、フィルムを全て撮り切る前に裏蓋を開けてしまったりすると、白飛びの原因に!
▲ 縦に並んだ2つの穴が「受光部」
photo:チェキ™の使い方講座!「instax mini 12™」の使い方をマスターしよう!
★解説
受光部はチェキ™本体の表面、レンズの上部についています。写真を撮るときに指で塞いでしまわないように構え方を工夫してみてください。レンズの横や側面を握るように持つのがおすすめです♪ また、一度フィルムをセットしたら蓋は開けないようにしましょう。蓋を開けるとフィルムが感光してしまい、せっかく撮影しても真っ白なチェキプリント™が出てきてしまう原因に。本体の後ろにフィルム残量が確認できる小窓やディスプレイがついているので、残りのフィルム枚数がわからなくなったら確認してみてくださいね。
▲ mini 12は、赤い枠の部分でフィルムの枚数が確認できます。
photo:チェキ™の使い方講座!「instax mini 12™」の使い方をマスターしよう!
(参考)
・富士フイルムQ&A「写真が真っ白で、何も写っていません。」
・富士フイルムQ&A「撮影した写真が(時々)白くなってしまいます。真っ白ではなく、うっすら画像は見えます。」
2.チェキプリント™に黒い点が写るのはなぜ?
出来上がったチェキプリント™をよく見ると写真を撮るときにはなかったはずの黒い点が…。実は「強い光」がレンズに入射した時に起こる現象なんです。
★原因
▲ チェキプリント™の右上に黒い点が映り込んでしまう
撮影時にレンズに強い光が入ると「ソラリゼーション」が起こってしまい、通常なら白くなるべきところが、黒(濃紺)い点になってしまうことがあります。
★解説
太陽光やフラッシュ光を反射するガラス、鏡などを撮影するときは撮影角度や場所を工夫してみましょう。反射光がカメラの撮影レンズに入らないように気をつければ、大事な写真に黒い点が写り込むことを防げます。もし黒い点だけではなく、チェキプリント™全体が真っ黒になってしまう場合は、レンズ(保護)カバーが正しく開いていなかった可能性も。撮影前には必ずレンズ(保護)カバーがしっかりと開いているかチェックしてくださいね!
(参考)
・富士フイルムQ&A「写真に黒い点が写ります。」
・富士フイルムQ&A「写真が真っ黒で何も写っていません。」
3.被写体を中央において撮影したのに、左下に位置がずれてしまう……!
まっすぐ正面に被写体を置いて撮影したのに、出来上がったチェキプリント™を見たらなぜか左下に移動している場合。自分の見間違えではありません!チェキ™の構造を理解すれば、しっかりと被写体を真ん中に捉えた写真だって撮影可能です◎
photo:チェキ™の使い方講座!「instax mini 12™」の使い方をマスターしよう!
★原因
一眼レフのファインダーとは違い、チェキ™のビューファインダーは撮影用レンズとは別の専用レンズとなっています。そのため、覗き方や被写体とレンズまでの距離によっては、ファインダーで見た様子と実際のチェキプリント™に写る様子にズレが生じてしまうことがあるんです!
★解説
構図だけでなく、ファインダーとレンズの位置の差も考慮して撮影することがポイント。被写体との距離が近い場合は、ファインダー内の〇印が、被写体の中心のやや右上に来る様にずらして撮影すると、被写体を中心に捉えた写真が撮影できます。慣れてきたら、ファインダーを使わずに目で確認し、レンズを被写体に向けて撮影するのも一つの方法ですよ。
instax mini 12™やinstax mini 41™には、接写時もファインダーと写真のズレが出ない機能を装備◎ お持ちの方は、至近距離でもきれいに撮影できる「クローズアップモード」機能に切り替えて、ぜひトライしてみて!
(参考)
・富士フイルムQ&A「接写(セルフィー)モードで撮影する際、ファインダーで見た状態とフィルムに出てきた画像とがズレてしまいます。」
4.ピントが合わないのはどうして?
チェキプリント™でよくある失敗が「ピンボケ」。撮りたい対象をフィルムいっぱいに大きく写した写真が撮りたいのに、ぼやけてきれいに撮影できないというときは、レンズを寄せたい気持ちを少し我慢して、少し離しながら撮影すると思い通りの撮影が期待できますよ◎

★原因
チェキ™には、機種によって異なった撮影モードと撮影可能範囲があります。お持ちのチェキ™が得意な撮影範囲を覚えておいて、意識しながら撮影するのがピントを合わせるコツです。
★解説
例えば「instax mini 12™」の場合。セルフィーモードでは30~50cm、通常モードでは50cm以上被写体から離れる必要があります。特に、夜間や室内では背景を明るく描写するためにシャッタースピードが自動的に遅くなるので、カメラをしっかり構えてゆっくりシャッターボタンを押すと「手ブレ」も防止できます◎
(参考)
・富士フイルムQ&A「出来上がった写真がぼんやりしています。」
5.「枚数表示に異常」「フィルムが出てこない」などのトラブルが発生した時はどうする?
せっかく撮影を楽しんでいたのに、「枚数表示が異常」「フィルムが出てこない」などのふと起きる小さな不具合。故障かな?と思ったら、まずは焦らず3つの原因に当てはまらないかチェックしてみてください!
★原因
①チェキ™本体にセットしている電池(充電)残量が少ない可能性
②衝撃などにより、本体のフィルムの位置にずれが発生してしまった可能性
③撮影の途中に誤ってフィルムの裏蓋が開いてしまった可能性
photo:チェキ™の使い方講座!「instax mini 41™」の使い方をマスターしよう!
★解説
①チェキ™本体にセットしている電池(充電)残量が少ない可能性
カメラ本体にセットしている電池を新しいものに取り替えてみましょう(充電が可能な機種は、充電を!)。電池が満タンの状態で症状が改善されるか試してみて。
②衝撃などにより、本体のフィルムの位置にずれが発生してしまった可能性
カメラ本体やフィルムに衝撃が加わった場合、プラスチックケースの中に入っているフィルムが本来の位置からずれてしまうことがあります。その場合はカメラが正常にフィルムを排出できなくなってしまいます。撮影後、フィルムを排出するモーター音が鳴っているにもかかわらずフィルムが排出されない時には、カメラ本体を片手でしっかり持ち、本体の底の部分をもう一方の手でトントンと軽く数回叩いてみてください。正しい位置にフィルムが戻れば、きちんとフィルムが排出されるようになりますよ。
③撮影の途中に誤ってフィルムの裏蓋が開いてしまった可能性
フィルムを撮り切る前に裏蓋が開いてしまうと、フィルムカウンターがリセットされて枚数表示と実際の残数にズレが生じることがあります。何枚か撮影済みの場合でも、10枚からカウントが開始されてしまうので、撮影中には裏蓋を開かないように注意してくださいね。
(参考)
・富士フイルムQ&A「フィルム(枚数)カウンターにはまだ残数が表示されるのに、撮影してもフィルムが出てきません。」
6.スマホとチェキ™本体がBluetoothで接続できない![スマホプリンター・ハイブリッドカメラ]
スマホから直接画像がプリントできる「ダイレクトプリント機能」を装備したスマホプリンターやハイブリッドカメラ。お気に入りの画像をチェキプリント™にしたいのに、何度トライしてもBluetoothが接続できない……!そんな時は3つの原因が当てはまっていないかをチェック。
★原因
①スマホの設定に不備がある可能性
②専用アプリが最新版にアップデートされていない可能性
③チェキ™本体の充電がされていない可能性
photo:スマホの画像をチェキプリント™にする方法!チェキ™フレーム付き画像のスマホ保存方法も紹介
★解説
①スマホの設定に不備がある可能性
スマホの『Bluetooth』設定はONになっていますか?既にONになっていて、それでも繋がらない場合は一度スマホの電源を切り、再起動してみましょう!また、スマホとチェキ™本体は一度に1台ずつしか接続ができないため、アプリを確認して接続済みのスマホがある場合は接続を解除しましょう。
②専用アプリが最新版にアップデートされていない可能性
スマホとチェキ™本体を接続するために欠かさず必要なのが、各機種に対応したチェキ™専用アプリ。このアプリが最新版にアップデートされていない場合も、『Bluetooth』の接続ができない時があります。お使いのスマホがiPhoneの場合は「App Store」から、Androidの場合は「Google Play」からアプリが最新の状態になっているか確認することができますよ◎
③チェキ™本体に充電がされていない可能性
それぞれ電源ボタンをONにし、ハイブリッドカメラ(WIDE Evo、mini Evo、mini LiPlay)は裏側の液晶画面が起動しなかった場合、スマホプリンター(mini Link 3、SQUARE Link、Link WIDE)は本体中央部の電源ボタンが光らなかった場合は本体の電源不足が原因かも。付属の電源アダプタを使用して、充電が完了したら再度挑戦してみて!
「富士フイルムQ&A」では製品ごとに詳しい手順紹介がされているので、こちらも一緒に確認してみてくださいね。
★WIDE Evo:iPhone版、Android版
★mini Evo:iPhone版、Android版
★mini LiPlay:iPhone版、Android版
★mini Link 3:iPhone版、Android版
★Link WIDE:iPhone版、Android版
★SQUARE Link:iPhone版、Android版
7.撮影した画像データをPCになどに移行するには?[ハイブリッドカメラ]
ハイブリッドカメラで撮影した、お気に入りの画像。チェキプリント™にするだけでなく、大切な思い出をPCなどにデータ移行したい場合は、micro SDカードを使用するのがおすすめです♪
photo:チェキ™の使い方講座!「instax WIDE Evo™」の使い方をマスターしよう!
★解説
ハイブリッドカメラのEvoシリーズ、mini LiPlayはmicro SDカードの装着が可能◎ 入れ方は、Evoシリーズは本体側面の『CHARGE』部分、mini LiPlayは本体横のmicro SDカード差し込み口に挿入するだけで完了します。装着後は自動的にmicro SDカードにデータ保存されるようになるので、撮影後のデータ移行もかんたんです。
画像の保存場所を、内蔵メモリまたはmicro SDカードで選択することはできないので注意してくださいね。また、どちらも内蔵メモリー容量は約50MB。撮影した画像は約45枚保存できるので、micro SDカードを用意していなくても、一度にたっぷり撮影を楽しめますよ。
(参考)
・富士フイルムQ&A「画像を再生する時に、内蔵メモリーかmicro SDカードかを選択することはできますか。」
・富士フイルムQ&A「内蔵メモリーの容量はどのくらいありますか。」
8.フラッシュはいつも発光する?
被写体や空間を明るく照らしてくれるフラッシュ機能。アナログカメラの多くは、周囲の明るさに合わせてフラッシュの光量を自動で調整してくれます。一方、ハイブリッドカメラなら、撮影シーンに合わせて自分好みにフラッシュをコントロールできるんです。
photo:instax mini LiPlay™と夕涼み。ザ・プリンス パークタワー東京「SUZUMUSHI CAFÉ 2025」をレポート
★解説
ハイブリッドカメラは、フラッシュを発光しない設定にすることも可能です。ただ、フラッシュを『発光禁止』に設定しても、撮影する際に(ピントを合わせるタイミングで)ピカッと光ってしまうことも。このときに光るのはフラッシュの故障ではなく「AF補助光」。暗い場所での撮影時、シャッターボタンを半押しすると一瞬光り、ピント合わせをサポートしてくれます(AF=オートフォーカス)。
美術館や博物館、動物園など、フラッシュ撮影が禁止されている場所では、フラッシュを「発光禁止」に設定するだけでなく、「AF補助光」もOFFにしておきましょう。
なお、アナログカメラのinstax mini 99™は「フラッシュ発光禁止モード」が搭載されているので、必要に合わせてフラッシュOFFで撮影を楽しめますよ。
(参考)
・富士フイルムQ&A「フラッシュを発光させないようにはできませんか?」
・富士フイルムQ&A「フラッシュを『発光禁止』に設定しても、撮影する際にピカッと光ってしまいます。フラッシュの故障でしょうか?」
9.1回の充電でどれくらいの時間と枚数が撮影できる?
旅行やイベントで、充電式のスマホプリンターやハイブリッドカメラを使ってプリントを楽しむときに気になるのが、バッテリーの持ちとプリント可能な枚数。実はどちらもバッテリーは長持ちで、たっぷりプリントを楽しめるんです◎
photo:チェキ™の使い方講座!「instax mini Link 3™」の使い方をマスターしよう!
★解説
使用状況によって変わりますが、スマホプリンターのinstax™ Link シリーズなら、フル充電でおよそ100枚(10パック)ものプリントが可能。旅先やイベントでも安心して使えます。さらに、instax Pal™は専用アプリと接続して画像を転送しながら、約240枚もの撮影ができるんです。これなら充電切れを心配せず、一日中気軽にシャッターを切れますね。
また、ハイブリッドカメラの充電時間の目安は、こちらを参考にしてみてください♪
★instax WIDE Evo:約2~3時間
★instax mini Evo:約2~3時間
★instax mini LiPlay:約2~3時間
※気温によって異なります
(参考)
・富士フイルムQ&A「どのくらいで充電が完了しますか?」
・富士フイルムQ&A「フル充電/新品電池使用で、何枚プリントできますか?」
・富士フイルムQ&A「フル充電すると、何枚撮影できますか?」
チェキ™の“困った”を解決する9つのポイントを紹介しました!もし、ご紹介した解決方法を試しても不具合が改善されない場合は故障の可能性も。その場合は、富士フイルム・修理窓口に相談してみてくださいね。チェキ™を既に持っている方も、これからチェキ™を使う方も、ぜひこの記事を参考に撮影を楽しんでください♪
※ instax、チェキ、チェキプリント、instax mini 12、instax mini 99、instax mini 41、instax mini Evo、instax mini LiPlay、instax mini Link 3、instax WIDE Evo、instax Pal、instax Link シリーズは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。
※ チェキプリント™はイメージです。
text by Kazuki Hyodo










